厚木店の川口です。毎年恒例にしている落ちのコマセダイが楽しめる時期となり、西伊豆・土肥の定宿を１ヶ月以上前から予約していたところ、キロ前後だがシマアジの様子が良いとの事で１０月２０日に期待先行で出掛けて来ました。(笑)

 

シマアジは過去の実績から堂ヶ島沖かと思いきや、航程１０分の近場との事。職漁側との協定で５時３０分に竿入れとの事で通常よりも１時間早い午前５時に集合。

 

予約順に釣り座を選ぶが、自分は乗り降りが楽な左舷ミヨシを選択。急がないと竿入れに間に合わないとアナウンスがあり、探見丸等のセッティングは後回しにして必要最低限の準備を完了。

 

まだ薄暗さの残る２０ｍダチで投入の合図。仕掛けはフロロカーボン４〜６号✕１〜２ｍの１〜２本バリとの指示だったが、アタリはコマセを撒いている最中〜棚取り(底から５ｍ)後５秒以内との事でハリ数は１本に留める。

 

期待を込めて手返し重視の釣りを進めると船中でアタリが出始めるも釣れるのは３０センチ級のイサキばかり。

 

同級を３匹イケスに入れた後、イサキとは異なる強めの引きで水面に姿を見せたのはオオモンハタ。それも目測４０センチはありそうなので少し幸せな気分になる。　

 

 

が、朝マヅメの一回戦目はシマアジの姿を見ることはできず、船長からマダイ狙いに変える旨のアナウンスが入る。

 

船は真沖を北上して戸田寄りの４６ｍダチで投入の合図。棚は水面から２２ｍで仕掛けの長さを加えた３８ｍからコマセを撒き始め、指示棚で活性の高いマダイが食い棚まで浮いてくるのを待つ。

 

 

すると探見丸に映る食い棚辺りの反応は真っ赤になり、そろそろかとドキドキしていたがアタリがあったのは反対側の右舷。程なくしてキロ級の本命がタモ取りされる。

 

 

いよいよかと期待するが後が続かずに９０ｍダチの漁礁周りに移動。すると船中でバタバタとアタリがありキロ前後のマダイが取り込まれる。

 

自分は本命では無かったが、産卵前の腹がでっぷりとした３０センチ級のハナダイをキャッチ。

 

 

二流し目に期待するもサバが回ってきてしまい、船は大きく南下。

 

この機に探見丸をセットしておき、オキアミのブロックから付けエサを選定していると宇久須沖に到着。

 

例年は黄金崎沖を含めて良型交じりで数も期待できるポイントだが、マダイは船中でポツンポツンと上がる程度。

 

シマアジ狙いの２回戦目に備え、船は折り返してポイントを探りながら北上。

 

途中、恋人岬沖のポイントで隣に座った釣友の佐藤氏のロッドが絞り込まれる場面もあったが、残念なことに隣席とのオマツリでハリが外れてしまう顛末。自分には小型だが、地球温暖化を実感させられるウメイロがヒット。(^_^;)

 

 

そしてシマアジ狙い第２ラウンド開始。

するとキロ前後の小型が主体だが、運良くシマアジが当たって無事に取り込めた人、バラした人が増えていく。

 

左舷ミヨシ側は完全にコマセ撒き係となってしまいアタリが遠いがめげずに投入を繰り返しているとコマセを撒いている最中にロッドが突然押え込まれ、同時に船下に突っ走られる事態。

 

浅場なので取り込み時に暴れられないよう底で弱らせる様に指示は出ていたが、掛かったサイズは良型の部類の様で一向に引きが弱まる気配が無い。

 

そのまま耐え続けると口が広がってバラすリスクがあるため、強いテンションが掛からぬようにロッドを寝かしたままのリフティングに努める。

 

そうやって何とかコマセビシを掴めるまで至るも、友人から「大きいよ！」と声が掛かるのとほぼ同時に、プチッとした感触で痛恨の口切れ。

 

シマアジは沖上がりの前に第３ラウンドをやったが、ミヨシ側にアタリは無く完敗。

左舷トモに入った釣友の鍵和田氏がキロ前後を２枚獲ってくれて、何とか仲間内で一矢報いた感じ。

 

 

マダイはシマアジと交互に攻め、右舷で２キロ弱が取り込まれるものの前日までの様な活性は無く船中９名で１４枚。０〜４枚と今ひとつ。

 

船長の分析では底付近が少し水潮気味で食い渋り。テーパー仕掛けでは無くガン玉も打っていない方が竿頭で、仕掛けが縦糸状態にならなかったのが勝因だろうとの事だった。

 

反応はバッチリだったので水温が低くなり過ぎないうちは好釣果に恵まれるチャンスは十分にあると思われます。

 

健司船長、優斗くん、同乗者の皆さま、雨も降りウネリもある中、大変 お疲れ様でした。

 

つり具のブンブン厚木店ではコマセマダイに対応したロッドやリール、仕掛け類も豊富に取り揃えております。また、アタリを出すコツなどは お店で聞いて頂ければ幸いです。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。