こんにちは、狭山店の碇山です。

気温が下がり適水温になってきたであろう丸沼へ久しぶりに訪れる。モンスターサイズのトラウトが潜む湖ですが、先週大会もありさらに大型魚が追加放流されたようで、もちろんそれも狙いに早朝現地に着くとすでに多くの釣り人…考えることは一緒です。

遊漁券販売時刻まで並んで待つ間、環湖荘から臨む丸沼…

標高1,400mを越える丸沼。朝は氷点下近くまで落ち込む中、急いでポイントへ向かう。夏場良かった流れ込み付近に入るが、秋に大減水したままあまり回復はしていない。スリットも泥が堆積しており、魚の着き場も埋まり、立ち込む足も泥に取られる。

フライの人が早速掛けたが切られた様子。そしてフライを追ってはくるが全然食わず厳しい状況。

時々近くを回遊している大型のニジマスの姿も見えこちらも広範囲にスプーンで探るが反応は得られず。

月が沈み、代わりに朝日が差し込む。朝の訪れを告げる光と陰の境界線が山の斜面をゆっくり進んで行く。

日が差し明るさを増した湖底を照らすと回遊している魚がより良く見える。

サイズはどれも大きく、40・50・60…大きくシャクれた嘴を持つ顔付きはまるでワニのようで、水面の何かを捕食しに顔を出すどう見ても70cmは超える巨体も姿を現す。

しかしかなりプレッシャーが高く、着水で逃げる、水面に落ちたラインを見て回遊ルートを変えてしまう…さらに野反湖でも同様に恐らく産卵を意識した行動をしており、餌を食わなくなっているようだ。

またしてもラインを限界まで細い仕様に変更して狙うと糸への警戒心は減ったがやはり食わない。

フライでは厳しい中でもヒットすればかなりデカく60cm以上のニジマスが上がっている。

どうも同じ場所でライズが多く、その場所はもう1つ隣の小さな流れ込みの筋のようでポイント選択を間違えたか…ここからは狙いにくいので、少し移動して反対側から狙ってみる。

明るくなり見える朝日に照らされた対岸の景色は、紅や黄に染まる葉は枯れ落ち冬の装いになっている。

沈む立ち木を縫ってルアーを通すがスプーンには反応せず。

流れ込みが絡むシャローエリアから、場所を変えて深場狙いに。急深の岸に沿って魚が回遊してると想定して探ると、小型の魚が時々回ってくる姿も見える。

ここでしばらく狙ってはみたが…不発。

昼過ぎまで粘ってみたが、今日はここで早めにギブアップ…翌日は外房ジギング予定なので早く帰らないと時間がない。

巨大魚は多いが、個体数が少なくなかなか口を使わない難しい状況…また水位も低いままなのも。

丸沼は11月末まで狙える貴重なネイティブフィールドですが、そろそろ本格的に冬が訪れるので、デカいのを狙うなら今月がラストチャンスですね。