2023.11.30 印刷する 平塚沖の中深海・クロムツ狙い 魚種 クロムツ サイズ 32 数 クロムツ✕6匹(5+1匹) 釣り方 ライト中深海 場所 神奈川県 天候 曇り 釣り人 川口善仁 店舗 厚木店 釣行日 2023.11.25 コメント 厚木店の川口です。ラインで繋がり懇意にしている船長さんが独立され、平塚・須賀港で遊漁をしていると聞き、船長馴染みの仲間を中心としたメンバーで中深海釣りを楽しんできました。 11/25、5時30分に集合して第二優神丸さんに乗船。片舷3本ずつ計6本のロッドを出すには十分な大きさで、船縁もメーカーを選ばずにロッドキーパーをセットできるのもありがたい。 海上は前日までのシケの影響が少し残って風が強め。気温も前日比で10度程下がって釣り人だけでなく、魚の活性も気になるところ。 シケの前はクロムツ主体に9〜18匹だったというので、その2/3くらいを目標にして航程20分の大磯ロングビーチ沖、水深100m台と浅めのかけ下がりのポイントからスタート! すると右舷トモに陣取った深場マスター・鳥海氏がスタートダッシュで30センチアップのクロムツをゲット! 続いて右舷胴の間の居樹氏が小振りの本命を手中にする。 要らぬ心配だったかと思ったが後が続かず、誘いに誘ってヒットしたのは30センチ級のサバで、左舷のメンバーはサバのオンパレードとなる。 胴付き5本バリで一荷が2回。サバは そのまま捌いて短冊にすれば特エサになるので2匹をエサ用、残りを持ち帰り用とする。 小移動したせいか、その後はサバの攻撃は無くなり潮も怠いというので、左舷のメンバーと話をして食い渋りに強い3〜4本バリの吹き流し仕掛けにチェンジ。 すると25センチ前後と小振りのクロムツが姿を見せ始めるが、ほとんど単発のヒットで追い食いしないため数が伸びない。 それどころか底ダチを取る度に小型のユメカサゴが食ってしまい潮が流れていないのが判る。また、ターゲットとするムツ類やキンメダイのヒット率が落ちてしまうのも痛い。 枝バリを結んでいるトリプルサルカンやハリを最小のものにしても仕掛けが縦(垂直)になってしまっている様で、ユメカサゴを避けるとアタリを探る範囲も狭まってしまう。 対策として誘いながら底から15m程度の高めの棚を取った後で、枝バリの間隔と同じくらいの幅で落とし込む。エサがフケて横になるので捕食しやすく、ポツポツだがアタリが増える。それでも半数以上は食い込みが渋くハリ掛かりせずに気配が無くなる。 そうして試行錯誤を繰り返す中で、水深240mで良い群れに当たったのか右舷トモでクロムツのトリプル、反対側と自分はダブルで本命をゲット! いよいよか?とも思えたが連発は無く、相模湾としてはまずまずのアラを居樹さんがゲットして盛り上がったが続かず。 11時を過ぎると予報通りに海が穏やかになると高めのタナでアタリが出るようになり、中深海釣りの本格的なデビューを前に体験的に自分のサポートとして(キハダとのファイトで筋肉痛・・・)乗船していた岩田さんにもアタリが到来。 初めは小さなアタリだったが、ロッドワークによって視覚的にもハッキリ判る様なアタックに持ち込み、上手くフッキング。240m先の仕掛けを手持ちで回収すると当日としては最大級のクロムツをゲット!! 誘ってアタリを導き、更にハリ掛かりさせる一連の繊細さと魚体からは想像も出来ない引きに少し驚いた様だったので、次は是非とも脂ノリノリの40センチアップを手中にして欲しいところ。 そうして沖上がり時間が迫ってくる中、朝の目標には及ばずも岩田さんと自分の家の煮付けの分6匹にあと1匹となり気合が入る。すると底からのタナ11mでアタリが出て上手くフッキング成功! すると船長から沖上がり時間のアナウンスがあり、残されたチャンスは10分程度。さて、追い食いを狙うか、先ずは最低限の目標である6匹を確保するか。少し悩んだがフッキングしたクロムツが外れるのも嫌なので巻き上げ開始。 そうして水面下に姿を見せたのは自分としては当日最大の32センチの本命。 すぐさまエサを付けておいたサブの仕掛けに切り替えて投入するもアタリは出せずにストップフィッシングとなる。 クロムツは22〜33センチが2〜6匹と厳しかったですが、ボウズが出ずに言い出しっぺとしては助かりました。船中のトータルは20匹でしたが、後日27日の予約乗合ではトップの方が21匹だった様なので機をみて再戦したいと思います。 【仕掛けとタックル】 オモリ120〜150号を背負わせられる2m前後で先調子のロッド。あまり硬めのものはオススメできません。 ポイントは深くても水深260メートルくらいまでを攻めるため、3000番(ダイワ製ならば500番)の電動リールでも対応できることがメリットです。 テンビン吹き流し釣りで3~4本バリ(ハリは細地ムツの17号が基準。ハリス5~6号、幹糸6~8号)を使用します。 【今後の見通し】 例年は7月に入って夏の澄み潮が湾奥に到達するまでは狙えると思います。春の釣り物が少ない時期は特に有望です。 つり具のブンブン厚木店では 中深場釣りに対応したロッドや電動リール、仕掛けやアイテム類を取り揃えております。また、効果的な誘い方や当日の詳しい話は お店で聞いて頂ければ幸いです。 長文になってしまいすみませんでしたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。 使用した釣具 釣竿 シマノ ミッドゲームCI4+ 73 H220 リール ダイワ レオブリッツ 500JP しかけ 吹き流し4本バリ 道糸 PE5号✕400m ハリス フロロカーボン6号(幹糸は8号) エサ サバの短冊、ホタルイカ
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厚木店の川口です。ラインで繋がり懇意にしている船長さんが独立され、平塚・須賀港で遊漁をしていると聞き、船長馴染みの仲間を中心としたメンバーで中深海釣りを楽しんできました。
11/25、5時30分に集合して第二優神丸さんに乗船。片舷3本ずつ計6本のロッドを出すには十分な大きさで、船縁もメーカーを選ばずにロッドキーパーをセットできるのもありがたい。
海上は前日までのシケの影響が少し残って風が強め。気温も前日比で10度程下がって釣り人だけでなく、魚の活性も気になるところ。
シケの前はクロムツ主体に9〜18匹だったというので、その2/3くらいを目標にして航程20分の大磯ロングビーチ沖、水深100m台と浅めのかけ下がりのポイントからスタート!
すると右舷トモに陣取った深場マスター・鳥海氏がスタートダッシュで30センチアップのクロムツをゲット! 続いて右舷胴の間の居樹氏が小振りの本命を手中にする。
要らぬ心配だったかと思ったが後が続かず、誘いに誘ってヒットしたのは30センチ級のサバで、左舷のメンバーはサバのオンパレードとなる。
胴付き5本バリで一荷が2回。サバは そのまま捌いて短冊にすれば特エサになるので2匹をエサ用、残りを持ち帰り用とする。
小移動したせいか、その後はサバの攻撃は無くなり潮も怠いというので、左舷のメンバーと話をして食い渋りに強い3〜4本バリの吹き流し仕掛けにチェンジ。
すると25センチ前後と小振りのクロムツが姿を見せ始めるが、ほとんど単発のヒットで追い食いしないため数が伸びない。
それどころか底ダチを取る度に小型のユメカサゴが食ってしまい潮が流れていないのが判る。また、ターゲットとするムツ類やキンメダイのヒット率が落ちてしまうのも痛い。
枝バリを結んでいるトリプルサルカンやハリを最小のものにしても仕掛けが縦(垂直)になってしまっている様で、ユメカサゴを避けるとアタリを探る範囲も狭まってしまう。
対策として誘いながら底から15m程度の高めの棚を取った後で、枝バリの間隔と同じくらいの幅で落とし込む。エサがフケて横になるので捕食しやすく、ポツポツだがアタリが増える。それでも半数以上は食い込みが渋くハリ掛かりせずに気配が無くなる。
そうして試行錯誤を繰り返す中で、水深240mで良い群れに当たったのか右舷トモでクロムツのトリプル、反対側と自分はダブルで本命をゲット!
いよいよか?とも思えたが連発は無く、相模湾としてはまずまずのアラを居樹さんがゲットして盛り上がったが続かず。
11時を過ぎると予報通りに海が穏やかになると高めのタナでアタリが出るようになり、中深海釣りの本格的なデビューを前に体験的に自分のサポートとして(キハダとのファイトで筋肉痛・・・)乗船していた岩田さんにもアタリが到来。
初めは小さなアタリだったが、ロッドワークによって視覚的にもハッキリ判る様なアタックに持ち込み、上手くフッキング。240m先の仕掛けを手持ちで回収すると当日としては最大級のクロムツをゲット!!
誘ってアタリを導き、更にハリ掛かりさせる一連の繊細さと魚体からは想像も出来ない引きに少し驚いた様だったので、次は是非とも脂ノリノリの40センチアップを手中にして欲しいところ。
そうして沖上がり時間が迫ってくる中、朝の目標には及ばずも岩田さんと自分の家の煮付けの分6匹にあと1匹となり気合が入る。すると底からのタナ11mでアタリが出て上手くフッキング成功!
すると船長から沖上がり時間のアナウンスがあり、残されたチャンスは10分程度。さて、追い食いを狙うか、先ずは最低限の目標である6匹を確保するか。少し悩んだがフッキングしたクロムツが外れるのも嫌なので巻き上げ開始。
そうして水面下に姿を見せたのは自分としては当日最大の32センチの本命。
すぐさまエサを付けておいたサブの仕掛けに切り替えて投入するもアタリは出せずにストップフィッシングとなる。
クロムツは22〜33センチが2〜6匹と厳しかったですが、ボウズが出ずに言い出しっぺとしては助かりました。船中のトータルは20匹でしたが、後日27日の予約乗合ではトップの方が21匹だった様なので機をみて再戦したいと思います。
【仕掛けとタックル】
オモリ120〜150号を背負わせられる2m前後で先調子のロッド。あまり硬めのものはオススメできません。
ポイントは深くても水深260メートルくらいまでを攻めるため、3000番(ダイワ製ならば500番)の電動リールでも対応できることがメリットです。
テンビン吹き流し釣りで3~4本バリ(ハリは細地ムツの17号が基準。ハリス5~6号、幹糸6~8号)を使用します。
【今後の見通し】
例年は7月に入って夏の澄み潮が湾奥に到達するまでは狙えると思います。春の釣り物が少ない時期は特に有望です。
つり具のブンブン厚木店では 中深場釣りに対応したロッドや電動リール、仕掛けやアイテム類を取り揃えております。また、効果的な誘い方や当日の詳しい話は お店で聞いて頂ければ幸いです。
長文になってしまいすみませんでしたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。