とことんアマダイ! (2/28・今季13回目)
- 魚種
- アマダイ/シロアマダイ オニカサゴ
- サイズ
- 35
- 数
- アカアマダイ✕13匹、
オニカサゴ✕1匹、
アラ✕1匹、
ムシガレイ✕2匹、
その他、ヒメコダイなど - 釣り方
- ☆その他船釣り
- 場所
- 神奈川県
- 天候
- 晴れ
- 釣り人
- 川口善仁
- 店舗
- 厚木店
- 釣行日
- 2024.02.28
使用した釣具
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- 釣竿
- シマノ ライトゲームCI4+ タイプ73 HH185/L、ダイワ リーディング スリルゲーム 73H225・Y、ダイワ 極鋭ギア M−210
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- リール
- ダイワ 23レオブリッツ 200JL、23レオブリッツ 300JL、22シーボーグ 200JL
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- しかけ
- 吹き流し2本バリ
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- 道糸
- PE4号
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- ハリス
- フロロカーボン3号
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- エサ
- オキアミ
コメント
厚木店の川口です。マダイの乗っ込みが始まるまでは、やり通そうと考えている「とことんアマダイ」です。常に釣れ方や釣れるパターンが異なりますが、何かしら変えてみた施策が良ければアタリとなって現れやすいので、仮説検証が好きな方には絶好のターゲットだと思います。
今週は今季13回の釣行で色々と試してみて、寒中のアマダイ釣りで手持ちで誘わずとも、置き竿でもアタリが出やすいロッドについてフォーカスしながらレポートさせて頂きます(あくまでも私見ですので、ご参考まで)。
2月28日、沖右衛門丸のアマダイ乗合は右舷4名、左舷はトモの自分とミヨシ氏の2名のみと空いていたので、右舷トモ氏以外の四隅3名は船長の許可をもらって2本出し。
自分は直近3回で実績バリバリのライトゲーム タイプ73HH185を胴の間に設置して、全長2.2mの仕掛けをセット。左右に振られやすい船尾には今回初動員のスリルゲーム73−H225・Yを設置して、全長2.4mの仕掛けをセットする。
スリルゲームのH225は柔軟な穂先と張りのある穂持ちを有していて、以前より試してみたいと考えていたロッド。
定刻の7時少し前に出船。かなり陽が伸びてきていて、日の出のシルエットで近景の烏帽子岩と遠景の江ノ島が重なる景色は何度見ても美しい。
スタートのポイントは港を出て10分弱の烏帽子岩沖60mダチ。船長の合図で投入、オモリを底から1.6mくらい切って置き竿でアタリ待ちしているとスリルゲームの穂先に変化が現れ、 小振りだが幸先良く本命をゲット。
しかし、アタリは続かずに流し替え。次の流しでは早々にライトゲームにアタリが出て2匹目の本命をゲット。今回もアタリは続かないが流し替えはせず、どうやら右舷でアタリが連発している様子で、ミヨシの方は4匹目をゲットとの事。
平塚沖観測塔の波浪データを見てみると潮はNE(北東)に流れ、風も北東のため自分は最悪の潮下になっている事が判明。辛抱の時期と開き直って、以降は流し替えに賭けるが、なかなか追釣は適わず。
乗船者がある程度の釣果を確保できたと判断したのか、船長は9時半過ぎに良型狙いで深場への移動を決断する。
しかし、103mから始めて125mダチまで念入りに攻めるも型を見たのは右舷ミヨシ氏の1匹のみ。兎にも角にもトラギスやアカボラ等の活性がアマダイよりも勝っている様で本命の姿を見ることができない。
そんな外道のオンパレードの中でも嬉しい魚も交じって、自分は先週よりも更に大きなオニカサゴ(後検量35センチ、820グラム)をライトゲームで手中にして、更にアラもライトゲームでゲットする。
雪化粧した美しい富士山に祝福されている様で、気分もリフレッシュ。自分はアタリが遠くなったスリルゲームを諦めて、極鋭ギアM−210にチェンジしてリフレッシュ!
その後、正午まで粘るも船中で追釣は無く、船長は良型狙いを断念。前々日に食いの良かった平塚沖の60〜80mダチを目指す。自分は本命を追加できず2匹のままで、今季最低釣果の更新も覚悟。
すると天気予報と異なり風向きが南に変わる。潮の向きは東なので左舷トモの自分にとっては、正に「神風」が吹き出した感じ。
潮流れも良くなったせいか、投入直後にライトゲームにアタリが出て3匹目のアマダイをゲット。すると船尾の極鋭ギアにも本命らしきが置き竿で食っていて、ライトゲームの投入後に巻き上げ開始。
気持ちの良い3段引きはアマダイらしい抵抗で30センチ級を手中にすると、今度はライトゲームの穂先が叩かれている。
これも同級のアマダイで、正に奇跡の入れ食い状態に突入!!
ライトゲームHHも極鋭ギアも適度な柔らかさの穂先と張りのある穂持ちを有する仕様で、手持ちでの誘いも船の上下動による誘いも、それをダイレクトに仕掛けに伝えられる事がアマダイへの良いアピールになっていると感じる。
穂持ちからバット部が柔らかいと、自身が思っている誘いが実際には出来ておらず、更に小さなアタリをロッドが吸収してしまって、特に食い渋り時などは本命からのラブコールを見逃してしまっている事もあると感じます。更にしっかりとした穂持ちからバット部を有するロッドは、船の上下動をアマダイの食欲をそそる様な誘いにしてくれている気がします。
入れ食いは概ね1時間ほど続き、その後のラスト1時間もポツポツと追釣できて、思い出に残る「怒涛の11連釣」となりました。(笑)
船中では右舷ミヨシ氏と自分が13匹でトップ。左舷ミヨシ氏は良型を含め8匹でした。
沖右衛門丸28号船の浜守船長、同乗者の皆さま、昼前まではどうなる事か焦りもしましたが、結果オーライで良かったと思います。
【今後の見通し】
この日は今ひとつでしたが、100〜120mラインでの良型狙いが本格的になっています。低水温期に入ったせいかテクニックで釣果に差が出てしまう様な状況ですが、引き出しを増やすには最適な時期です。一方でアマダイは脂の乗りも増して非常に美味です。
乗合船は3月くらいまでは継続されると思います。煮付けると美味しいムシガレイは春の産卵を迎えて活性も高くなり、家族分の数を揃えるのも可能かと思いますので楽しみも倍増です。
つり具のブンブン厚木店ではアマダイ釣りに対応した竿やリール、仕掛け類を豊富に取り揃えております。是非とも ご来店願います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。