90mダチのクロムツに大苦戦!! (平塚港出船のメダイ・クロムツ乗合)
使用した釣具
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- 釣竿
- シマノ ライトゲームCI4+ タイプ73 HH185 / エキサイトゲームCI4+ 73 HH195 / ミッドゲームCI4+ タイプ73 H220
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- リール
- ダイワ 21シーボーグ300JL / レオブリッツ S500JP / 23シーボーグ 400JL
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- しかけ
- 吹き流し4本バリ
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- 道糸
- PE4号✕400m
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- ハリス
- フロロカーボン6号(幹糸8号)
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- エサ
- サバの短冊、ホタルイカ
コメント
厚木店の川口です。先週、良型混じりでクロムツをツ抜けした平塚港・庄三郎丸さんのメダイ・クロムツ乗合ですが、潮が濁り始めて100m未満の浅場でも楽しめる様になったとの事で行ってきました。
庄三郎丸さんのメダイ・クロムツ乗合は、中深海を攻める「テンビン&吹き流し仕掛けを使用したコマセ釣り」なので、今回も先ずはタックルと仕掛けについて紹介させて頂きます。
【タックルと仕掛け】
オモリ120号のテンビンコマセ釣りで3~4本バリ(ハリは細地ムツの16〜17号が基準。ハリス5~6号、幹糸6~8号)の吹き流し仕掛けを使用します(コマセカゴはL型まで)。
キンメダイやクロムツの多点掛け用の仕掛けは船宿に常備していないと思いますので、事前の購入か自作が必要です。
もちろん、当店には適用する仕掛けが御座います!!
胴突き仕掛けを使った船長の指示による一斉投入とは異なり、仕掛けの上げ下げは各自の自由なので初心者でも、少し不器用な方でも楽しめます。
また、水面からの棚取りで深くても水深300mくらいまでを攻めるため、3000番(ダイワ製ならば500番)の電動リールでも対応できることがメリットです。
ロッドは2m前後の7:3調子ならば何用でも良く、汎用のゲームロッドはもちろん、ビシアジやタチウオ用でも対応可能だと思います。
【実釣】
4月24日、まとまった雨が夜まで降り続く予報のため乗船者は少なく、右舷はトモの自分を含めて3名。左舷は2名の計5名で定刻の6時30分に出船。
前回はスタートから瀬の海西端の国府津沖を目指したが、今回は湘南平東端の真沖130mからスタート。
指示ダナ120mの上下を誘っていると早速のアタリ。そこそこ引くので中型のクロムツかと思っていたが、濁った水面下に姿を見せたのはシロムツ。
近場にも場荒れしていないポイントがあったのかと思う位の良型で連発! 3匹目を狙ってアタリのあったタナで置き竿。小用から戻ると竿先がグイグイ引き込まれていてビックリ。
何度かの引き込みに耐えるとおとなしくなったので巻き上げ開始。仕掛けを手繰る先にいたのは予想だにしなかったウッカリカサゴ。それも後検量45センチ、1.2キロの良型。
次は何が食ってくるか期待したが、お約束のツノザメ。それもメーター級。(^_^;)
サメのせいか判らないが、その後はアタリが途絶えてしまい瀬の海へ移動。
瀬の海では潮が濁る前にクロムツが群れていた220〜280mダチを探るも、アタリはポツンポツンという感じで船中の全員には行き渡らない。
船長いわく、濁りが広域に広がってしまったからか群れが散らばったせいで、探索に時間がかかりアタリの出ないポイントもあるとの事。自分は何とか前半戦で大小2匹の本命をゲットして後半戦に望みを託す。
そうして当日としては最深部のポイントを流すと誘い上げた直後にガツンとアタリがあり、フッキングもバッチリ決まる。巻き上げ途中も良い感じに抵抗していたので良型のクロムツを期待するも、アタリの正体は良型のスミヤキ。
すると船中全体でスミヤキのアタリが出て自分も1匹追加。次は追い食いさせようと粘っていたら深追いし過ぎたせいで枝バリ1本と下バリが切られてバラシ。
そうしてスミヤキタイムも一段落した後はアタリが遠くなってしまい、沖上がりまで残り2時間半を残して90mダチの浅場ポイントへ移動。
ここで一人気を吐いたのが左舷トモのベテラン氏。船長の指示ダナ80mを胴調子ロッドの置き竿でアタリ待ちして大中のクロムツを連発。そして確変まで移行して更に3連チャン。
更に場所替え後も同じパターンで3連チャンして、結果的にツ抜けてのダントツの竿頭。
自分や他の方はというと同じタナで誘ってアタリは出せるものの、なかなか食い込ませられずにハリ掛かりまで持ち込めないという状態。いわゆるショートバイト対応が出来ずアタリの後で落とし込もうが、微妙なテンションをかけながら誘おうがヒットまで持ち込めずに悪戦苦闘。
アタリは10回近くあるもフッキングさせられないまま食いが一段落して移動となってしまう。もしかするとスロージギング等で狙った方が良いのかもしれない。
ラスト20分は朝いちのポイントで仕掛けを投入。底から10mの指示で2mほど落とし込んだ際に明確なアタリが到来。
あまりにも引くので小さめのツノザメかと思っていたが4本バリの上から順に、エサ無し→サバ→サバ→スミヤキ。ん? 日中なのに130mダチでスミヤキ?? それも50センチの大型・・・・(^_^;)(^_^;)
ラストに良型クロムツの一荷とはならず、まさかの超浅場でのスミヤキゲットで沖上がりとなりました。天気予報は良い方に外れて、小雨程度で船宿に戻ってから本降りになりラッキーでした。
【今後の見通し】
例年は7月に入って夏の澄み潮が湾奥に到達するまでは乗合船が出ると思います。ただし、キハダマグロや本ガツオの模様次第ではルアー船に切り替わってしまいますので、早めの釣行をお勧めします。
22号船の望月船長、同船の皆さま。お疲れ様でした。
つり具のブンブン厚木店では 中深場釣りに対応したロッドや電動リール、仕掛けやアイテム類を取り揃えております。また、効果的な誘い方や当日の詳しい話は お店で聞いて頂ければ幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。