活きイワシで狙う浅場根魚&ヒラメ!! (茅ヶ崎港出船のカサゴ五目乗合)
使用した釣具
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- 釣竿
- シマノ ライトゲームXR タイプ73 H235 / ダイワ リーディング スリルゲーム 73H−225・Y
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- リール
- シマノ エンゲツ151HG / グラップラー151HG
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- しかけ
- 胴突き2本バリ
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- 道糸
- PE2号
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- ハリス
- フロロカーボン4号(ハリス)✕6(幹糸)
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- エサ
- 活きたカタクチイワシ、サバの短冊、ホタルイカ
コメント
厚木店の川口です。この時期、相模湾湾奥にはカタクチイワシが集まり、そのイワシをエサにした(朝イチ、サビキ仕掛けで調達します)カサゴ五目乗合では良型のアカハタ、キジハタ、オオモンハタやヒラメ等も狙えます。
前回は澄み潮&低水温のダブルパンチで浅場のアカハタ、キジハタ狙いが出来ませんでしたが、潮が濁り水温が上昇したので再挑戦して来ました。
4月26日、茅ヶ崎港・沖右衛門丸のカサゴ五目は未だスポット出船のせいもあって大人気。自分がミヨシに座った右舷は7名、左舷は6名が乗り込み定刻の6時30分に河岸払い。
当日は配船の都合で大型船が割り当てられ、操船は2年目の龍之介船長。右舷は後半過ぎに風向きが変わって有利になる予想のため、最低ラインの目標をカサゴ・ハタ混じりで5匹と低めにして実釣開始。
先ずは烏帽子岩の周辺でエサにするカタクチイワシ釣り。ハゲやサバ皮(スキンは食いが悪いそうです)を使ったサビキ仕掛け(ハリス1〜1.5号)で水面下5〜10mを探る。
未だイワシの群れが小さめなのか、仕掛けを入れれば掛かるという状態では無く、タナ取りや誘いで差が出る。1時間ほどで自分が30匹程度を確保した段階で上手な方は2倍以上をキープ。
そして本命狙いにチェンジ。先ずは定番の烏帽子岩周りのポイントを探ると潮上となる左舷でカサゴやアカハタがポツポツ姿を見せる。
風向きは昼前に北から南に変わる予報で、そのターニングポイントを境に右舷有利になる見込み。
それでも場所替えの際はブッコミでアタリが出るチャンスで、烏帽子岩西端の磯周り
で自分にもアタリが出て半年振りに良型のアカハタをゲット!
未だ水温が低めなのか本調子とは行かずに全体的に渋め。それでも自分はアカハタと同じパターンで中型のカサゴを釣り上げて目標クリアまで、あと3匹。
すると10時を少しまわったタイミングで風向きが早めに変わり始め、烏帽子岩の東端を攻める段階では待望の南風に変わる。
ここのところ相模湾奥の潮流はワシオ(東から西に流れる潮)ばかりのため、南風ならば右舷は潮上。
隣席や右舷トモの方にもアタリが出始めて、中型のカサゴやアカハタが姿を見せる。自分は周りの方々とは異なり、下バリにイワシを付けるのは止めて大きめのサバ短とホタルイカを抱合せ。小型魚だとひと飲みには出来ないエサのサイズ感にして投入するとコツコツからグングンに変わるアタリ。
満を持してアワせると頭をガンガン振るって住処に戻ろうとする心地良い引き込みで、丁寧にリフトして来ると水面下に姿を見せたのは良型のアカハタ。最盛期の大型はタモを使うが、そこまでの大きさでは無いためハリの掛かり具合を確認して無事に抜き上げる。
そうして烏帽子岩周りと沖合の好ポイントを探った後、沖上がりまで2時間半を残したタイミングで江の島沖に移動。
2週間前は定置網より沖目の35〜65mダチでカサゴ、マハタ、ヒラメをゲットしているので期待は膨らむばかりだったが、濁りを加味してなのか投入合図が出たのは磯際の浅場。
場荒れが懸念されるポイントの通り、流し替えのブッコミの際に魚にエサを認識してもらった人だけ型を見れる感じ。
3個所流して数匹のみの貧果に沖合いに移動するも、投入合図が出たのは定置網の手前。少し期待外れだったが、それでも潮上の自分は中小のカサゴ2匹をゲットして最低限の目標は達成!
その後も2回ほど流し替えするが目立った釣果は無く、残り1時間弱で烏帽子岩沖の20mダチにリターン。
するとこの判断が正解だった様で、船中のほぼ全員が中小型ながらもアカハタやカサゴを手中にして何かしらの釣果を得る。
自分も中型のアカハタとカサゴをゲットした後、ロッドの長さを活かして海底をトレースする様に仕掛けを引っ張ると根魚とは少し異なるアタリが到来。
少し前も上バリの活きイワシをしゃぶられる様なアタリがあったので、少し食い込ませてから聞きアワセ。魚の抵抗があったので本アワセを入れると予想外の強い引き込み。
ハリスのダメージも気になったので、ドラグを緩めてヤリトリ開始。最悪のケースだとウツボの可能性もあるので期待半分で一進一退のリフトを続ける。
すると水面下に姿を見せたのは予想もしていなかったヒラメ! 思わず「タモ〜〜」と叫んで船長を待つ。ヒラメも最後の抵抗をみせて反転するもロッドのためを活かし凌いで、再び浮かせたところを船長がタイミング良くタモ入れ。
ヒラメは前回に続くヒットだったが、更に続きが・・・・
ラスト15分、ダメ元でヒラメをヒットさせたパターンで誘っていると、まさかのアタリ。同じ様に食い込ませた後、聞きアワセで重みを確かめてから大アワセ!
なんと引きも重量感も2倍以上。なかなかリフトできず少しだけ浮いても頭をガンガン振りながら横移動。ウツボならば縦方向の引き込みなのでヒラメかクエ(モロコ)か??
当日は同じ様なポイントで専門にヒラメを狙っている僚船が3キロ級を3枚ゲットしているのでソイツか!?
が、底付近のヤリトリで体力の消耗を狙っている際に痛恨のテンション喪失・・・・
すっぽ抜けでは無く、ハリス切れでした。(泣)
そこそこヤリトリには自信があるが、4号25センチのハリスではキツかったか? それともハリスにキズでもあったか??
ともあれ、悔しさと共に次の挑戦意欲も湧いた次第。
その後、程なく定刻の13時半となり、ストップフィッシング。船中釣果はカサゴ・ハタが1〜7匹と物足りなさを感じますが、最盛期にはトップ20匹前後の数釣りが期待できると思います。(実際に翌日のトップは20匹でした)
沖右衛門丸28号船を操船した龍之介船長、悔しさをバネにしてのリベンジを期待しています。同乗者の皆さま、夏日で暑い中、お疲れ様でした。
【今後の見通し】
カタクチイワシが浅場で回遊するのは例年7月の半ば頃までとの事で、最盛期になると水深10〜25m程度の浅場を攻めます。イワシの回遊が無くなった後は、サバ等の身エサを使った釣り方となると思います。
つり具のブンブン厚木店では浅場の根魚やヒラメ釣りに対応した竿やリール、仕掛け類を豊富に取り揃えており、仕掛けは特設コーナーで纏めてお求め頂けますので、是非とも ご来店願います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。