2024.05.13 印刷する 東伊豆・稲取港出船のアカムツに初挑戦!! 魚種 クロムツ サイズ 32 数 アカムツ✕1匹(船中8名で9匹)、 クロムツ✕2匹(船中トップは3匹)、 ユメカサゴ✕1匹 釣り方 中深海 天候 晴れ 釣り人 川口善仁 店舗 厚木店 釣行日 2024.05.10 コメント 厚木店の川口です。東伊豆・稲取港と言えば伊豆大島を主な漁場としたトロキンメダイで有名! 今回お世話になった晃山丸さんでもキンメダイ船を出していますが、実は近場のアカムツもノドグロファン垂涎の好ポイントです。 今回は相模湾の中深海釣りに対する店舗内のインフォメーションを充実させる目的も兼ねて、晃山丸さんのアカムツ乗合に初挑戦して来ました!! 5月10日、午前4時少し前に乗合船の近くに到着。この場所は伊豆漁業協同組合 稲取漁港直売所の「こらっしぇ」の裏手にあたり、初めてでも場所が判り易い。 少しすると同乗者と思われる方の車が到着したので挨拶すると常連の山本さんと小泉さんで、乗船システムや駐車スペースへの移動等を丁寧に教えて頂く。 駐車スペースは「こらっしぇ」の駐車場に隣接するエリアで、船まで徒歩100歩以内と利便性が高い。 4時過ぎには8名が集合。久し振りの満船との事でノドグロファンの期待度の高さが判る。順次、船長の指示で着座。自分は3人チームの隣、左舷トモで準備を開始。 船長から小型のイケスが配られるが2層構成の片方はメッシュになっており、手で掴まずとも釣魚をクーラーボックスに移せて便利。特に根魚は歯が鋭かったりトゲがあったりするので、安心安全への配慮が嬉しい。 そうして定刻の5時に出船。朝焼けに映された伊豆大島のシルエットが美しく、遠方には利島、鵜渡根、新島、神津島も見えて最高の景色。 ポイントは何処かとワクワクしていたが、伊豆高原や大室山がくっきりと見える様な航程10分くらいの近場でスタートの合図が出る。関東の釣り場の中には港から1時間以上も走るポイントもあるだけに、この近さは驚き。 水深は260m前後で潮流も然程でも無く釣りやすい感じ。山本さんから捨て糸は短めと聞いていたので、2段式の下半分を外して1mの長さにする。底ダチを1m切って下バリが馴染むと底から1.5mの位置に付けエサが留まるイメージ。その状態から付けエサを漂わせる感じで定期的に誘い上げをかける。 そうしていると左舷ミヨシ2番の女性にロッドを断続的に絞り込む様なアタリが到来。少し強過ぎる感があったが、悪い予想が当たってしまい水面には1m程度のツノザメが姿を見せる。 船長はツノザメやアブラザメを避けて小移動を繰り返すが、今日はサメの集会場になってしまっている様子。何匹かハリ掛かりしてハリス切れも多発していたので、船長は8時過ぎに大移動を決意。 今井浜沖、河津沖を越して南下した後、白浜が望めるポイントで再投入となるが、ファーストヒットは自分の右隣の方で強い引きの正体は またしてもツノザメ。 それでもサメのアタリが連発してしまう事は無く、潮が効き始めたのかオキギスや小さめのアカムツくらい大きなユメカサゴが姿を見せ始める。 すると10時少し前に船長から「底付近の魚探反応が良くなって来ました」とのアナウンスが入り、乗船者にヤル気スイッチが入る。 先ずは右舷トモの西山さんと自分の上バリに30センチ弱のクロムツが2流し連続で単発のヒット。 更に西山さんは40センチをゆうに超す良型のクロムツもゲット!! そして遂に山本さんが本命に口を使わせてキロ弱のアカムツをゲットすると、キロ前後の良型が船を流す度に誰かにヒットする驚きのアカムツタイムが始まる。 2匹目は月イチくらいのペースで晃山丸さんに通われているという西山さんにキロくらいのアカムツ。左舷ではミヨシ2番の女性が明らかにキロを超すアカムツをゲット。 自分も好機を逃す訳には行かず、置き竿から手持ちに切り替えて誘う。底ダチを取ってアタリ待ち、2m程度誘い上げて1m毎に落とし込んで付けエサをフリーフォールさせるイメージで反復していると待望のアタリ!! 竿先をガツンと押さえ込まれる様なアタリの後、グイグイと頭を振ってハリを外そうとする様子が伝わってくる。しっかりとアワせて引きを確かめてからスロー巻き上げを開始すると断続的に頭を振ってくる際の重量感がスゴいというかヤバい。(苦笑) フックアウトに細心の注意を払いながら巻き上げるが、西山さんの仕掛けとオマツリしてしまい万事休すかとテンションが急降下。 それでも先ずは西山さんのアカムツが無事に取り込まれてひと安心。そしてオマツリが外れた後でも自分のロッドに伝わる重量感は変わらず巻き上げを再開する。 あまりの引きの強さに最悪の場合はツノザメかと覚悟もしていたが、取り込みの際に船下から姿を現したのは自分としては過去イチサイズのアカムツ!! ハリが外れづらい上唇にガッチリと掛かっており、多用している深海バリでは無く、今回は細地のホタバリを使った仕掛けを選んでいたのが正解だったのかもしれない。 後検量で1.1キロ。今季、平塚沖で釣った1キロちょいのアカムツよりも3センチ短いが、体高があり丸々としている分、重たかった。 その後も小泉さん、右舷ミヨシのジギング氏、左舷ミヨシ2番の女性には2匹目の本命がヒットして船中8匹目。 そうしてラストの流しとなりボウズは2名いたが、その内の左舷ミヨシ氏がラストの流しでキロ上のアカムツを見事にゲットしたタイミングでストップフィッシング。 本命のアカムツはキロ前後の良型が揃い、船中8名で9匹。0〜2匹で残念ながら1名が顔を見ることが出来ませんでした。 他に40センチアップも混じってクロムツが頭で3匹。それに今まで見たことの無い驚きサイズのシロムツやユメカサゴが良いお土産となりました。 西山さんの35Lクーラーボックスには、良型のムツが全色揃い踏み!! 常連の山本さん、小泉さん、西山さん、色々と教えて頂き感謝します。丁寧で優しい船長、同船の皆さま、汗ばむ暑さの中、お疲れ様でした!! 稲取港出船のアカムツは夏季の7〜9月以外は狙えるとの事なので、根魚とは思えない様なキロアップの強い引きにドキドキしてみるのも楽しいかと思います。 【タックルと仕掛け】 オモリ200号を背負わせられる2m未満で、手持ちの誘いがやり易い先調子のロッド。あまり硬めのものは食い込みが悪く、身体への負荷も大きいのでオススメできません。 ポイントは300m程度ですが、潮が速くなるケースがあるのでリールに巻くPEは3〜4号がオススメで500〜600m程度巻いてあると安心です。 仕掛けは胴突き2~3本バリでハリス6〜8号。幹糸が太いと潮が速い場合に底ダチが取りづらくなる様で8~10号と細めが良いとの事です。 つり具のブンブン厚木店では 中深場釣りに対応したロッドや電動リール、仕掛けやアイテム類を取り揃えております。また、効果的な誘い方や当日の詳しい話は お店で聞いて頂ければ幸いです。 使用した釣具 釣竿 シマノ ミッドゲーム タイプ82 HH225 リール ダイワ シーボーグ400JL しかけ 胴突き3本バリ 道糸 PE4号✕400m ハリス フロロカーボン8号 エサ サバの短冊、ホタルイカ
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厚木店の川口です。東伊豆・稲取港と言えば伊豆大島を主な漁場としたトロキンメダイで有名! 今回お世話になった晃山丸さんでもキンメダイ船を出していますが、実は近場のアカムツもノドグロファン垂涎の好ポイントです。
今回は相模湾の中深海釣りに対する店舗内のインフォメーションを充実させる目的も兼ねて、晃山丸さんのアカムツ乗合に初挑戦して来ました!!
5月10日、午前4時少し前に乗合船の近くに到着。この場所は伊豆漁業協同組合 稲取漁港直売所の「こらっしぇ」の裏手にあたり、初めてでも場所が判り易い。
少しすると同乗者と思われる方の車が到着したので挨拶すると常連の山本さんと小泉さんで、乗船システムや駐車スペースへの移動等を丁寧に教えて頂く。
駐車スペースは「こらっしぇ」の駐車場に隣接するエリアで、船まで徒歩100歩以内と利便性が高い。
4時過ぎには8名が集合。久し振りの満船との事でノドグロファンの期待度の高さが判る。順次、船長の指示で着座。自分は3人チームの隣、左舷トモで準備を開始。
船長から小型のイケスが配られるが2層構成の片方はメッシュになっており、手で掴まずとも釣魚をクーラーボックスに移せて便利。特に根魚は歯が鋭かったりトゲがあったりするので、安心安全への配慮が嬉しい。
そうして定刻の5時に出船。朝焼けに映された伊豆大島のシルエットが美しく、遠方には利島、鵜渡根、新島、神津島も見えて最高の景色。
ポイントは何処かとワクワクしていたが、伊豆高原や大室山がくっきりと見える様な航程10分くらいの近場でスタートの合図が出る。関東の釣り場の中には港から1時間以上も走るポイントもあるだけに、この近さは驚き。
水深は260m前後で潮流も然程でも無く釣りやすい感じ。山本さんから捨て糸は短めと聞いていたので、2段式の下半分を外して1mの長さにする。底ダチを1m切って下バリが馴染むと底から1.5mの位置に付けエサが留まるイメージ。その状態から付けエサを漂わせる感じで定期的に誘い上げをかける。
そうしていると左舷ミヨシ2番の女性にロッドを断続的に絞り込む様なアタリが到来。少し強過ぎる感があったが、悪い予想が当たってしまい水面には1m程度のツノザメが姿を見せる。
船長はツノザメやアブラザメを避けて小移動を繰り返すが、今日はサメの集会場になってしまっている様子。何匹かハリ掛かりしてハリス切れも多発していたので、船長は8時過ぎに大移動を決意。
今井浜沖、河津沖を越して南下した後、白浜が望めるポイントで再投入となるが、ファーストヒットは自分の右隣の方で強い引きの正体は またしてもツノザメ。
それでもサメのアタリが連発してしまう事は無く、潮が効き始めたのかオキギスや小さめのアカムツくらい大きなユメカサゴが姿を見せ始める。
すると10時少し前に船長から「底付近の魚探反応が良くなって来ました」とのアナウンスが入り、乗船者にヤル気スイッチが入る。
先ずは右舷トモの西山さんと自分の上バリに30センチ弱のクロムツが2流し連続で単発のヒット。
更に西山さんは40センチをゆうに超す良型のクロムツもゲット!!
そして遂に山本さんが本命に口を使わせてキロ弱のアカムツをゲットすると、キロ前後の良型が船を流す度に誰かにヒットする驚きのアカムツタイムが始まる。
2匹目は月イチくらいのペースで晃山丸さんに通われているという西山さんにキロくらいのアカムツ。左舷ではミヨシ2番の女性が明らかにキロを超すアカムツをゲット。
自分も好機を逃す訳には行かず、置き竿から手持ちに切り替えて誘う。底ダチを取ってアタリ待ち、2m程度誘い上げて1m毎に落とし込んで付けエサをフリーフォールさせるイメージで反復していると待望のアタリ!!
竿先をガツンと押さえ込まれる様なアタリの後、グイグイと頭を振ってハリを外そうとする様子が伝わってくる。しっかりとアワせて引きを確かめてからスロー巻き上げを開始すると断続的に頭を振ってくる際の重量感がスゴいというかヤバい。(苦笑)
フックアウトに細心の注意を払いながら巻き上げるが、西山さんの仕掛けとオマツリしてしまい万事休すかとテンションが急降下。
それでも先ずは西山さんのアカムツが無事に取り込まれてひと安心。そしてオマツリが外れた後でも自分のロッドに伝わる重量感は変わらず巻き上げを再開する。
あまりの引きの強さに最悪の場合はツノザメかと覚悟もしていたが、取り込みの際に船下から姿を現したのは自分としては過去イチサイズのアカムツ!!
ハリが外れづらい上唇にガッチリと掛かっており、多用している深海バリでは無く、今回は細地のホタバリを使った仕掛けを選んでいたのが正解だったのかもしれない。
後検量で1.1キロ。今季、平塚沖で釣った1キロちょいのアカムツよりも3センチ短いが、体高があり丸々としている分、重たかった。
その後も小泉さん、右舷ミヨシのジギング氏、左舷ミヨシ2番の女性には2匹目の本命がヒットして船中8匹目。
そうしてラストの流しとなりボウズは2名いたが、その内の左舷ミヨシ氏がラストの流しでキロ上のアカムツを見事にゲットしたタイミングでストップフィッシング。
本命のアカムツはキロ前後の良型が揃い、船中8名で9匹。0〜2匹で残念ながら1名が顔を見ることが出来ませんでした。
他に40センチアップも混じってクロムツが頭で3匹。それに今まで見たことの無い驚きサイズのシロムツやユメカサゴが良いお土産となりました。
西山さんの35Lクーラーボックスには、良型のムツが全色揃い踏み!!
常連の山本さん、小泉さん、西山さん、色々と教えて頂き感謝します。丁寧で優しい船長、同船の皆さま、汗ばむ暑さの中、お疲れ様でした!!
稲取港出船のアカムツは夏季の7〜9月以外は狙えるとの事なので、根魚とは思えない様なキロアップの強い引きにドキドキしてみるのも楽しいかと思います。
【タックルと仕掛け】
オモリ200号を背負わせられる2m未満で、手持ちの誘いがやり易い先調子のロッド。あまり硬めのものは食い込みが悪く、身体への負荷も大きいのでオススメできません。
ポイントは300m程度ですが、潮が速くなるケースがあるのでリールに巻くPEは3〜4号がオススメで500〜600m程度巻いてあると安心です。
仕掛けは胴突き2~3本バリでハリス6〜8号。幹糸が太いと潮が速い場合に底ダチが取りづらくなる様で8~10号と細めが良いとの事です。
つり具のブンブン厚木店では 中深場釣りに対応したロッドや電動リール、仕掛けやアイテム類を取り揃えております。また、効果的な誘い方や当日の詳しい話は お店で聞いて頂ければ幸いです。