2024.08.16 印刷する 初めての半夜クロムツ釣り(勝山港・萬栄丸) 魚種 アジ クロムツ サイズ 38 数 クロムツ✕11匹(船中7〜32匹) マアジ✕1匹 サバ、オアカムロアジ多数 釣り方 ライト中深海 場所 千葉県 天候 晴れ 釣り人 川口善仁 店舗 厚木店 釣行日 2024.08.13 コメント 厚木店の川口です。体質か体力や気力の低下のせいか暑さに勝てないため半夜か夜釣りの乗合船に乗ってみようかと考えていた矢先、厚木店のお客様で釣友の合田氏がドアツードアで連れて行ってくれるとの事で以前より気になっていた内房・安房勝山港の萬栄丸さんにお世話になって来ました。 【乗船まで】 8月13日、朝8時半頃に自宅を出て勝山港には昼前くらいに到着。船着き場に設置してある舟形のボードにペットボトルのキャップが残っている個所が空席で、かろうじて四隅で残っていた右舷ミヨシから3席分のキャップを外して釣座を確保。 また、船着き場には荷物を纏めて運ぶ事が可能な荷車や手洗い用の真水や洗剤が常備されていて嬉しい限り。 その後は地魚の海鮮で昼食を済ませ、周辺に4〜5個所ほど点在している道の駅巡りをしてから15時半過ぎに船着き場に戻る。 受付は16時だが船宿さんのスタッフが船に居て釣座(キャップの番号)を告げるとクーラーボックスやバッカンを載せてくれ、体力が少しでも温存出来るのはありがたい。 【実釣】 16時過ぎより受付を済ませ、右舷ミヨシには合田氏の釣友で経験者の吉野氏。続いて運転の労を担って頂いた合田氏、3番目に自分が座る。人気の釣り物で盆休み中という事もあって片舷7名ずつの満船。 そうして直ぐさま支度を始めて定刻の17時に河岸払い。船長から富浦沖のポイントを目指し、40分程度で到着する旨のアナウンスが入る。 日中は強めの南風が吹いており心配したが飛沫がかかってしまう事は無く、むしろ暑さが凌げて心地良い感じ。 17時半過ぎにスローダウンして反応を探索すると3〜4廻りした後に150mダチで投入合図が出る。 すると着底して底付近を探っていた合田氏と右隣の方がダブルヒットして小振りだが本命のクロムツをゲットして早くもボウズを脱出。 船長指示の底から10mを上げ下げして誘っていた自分にはアタリが無く、巻き上げてみると大きめにカットされたサバの短冊の影も形も無い。 連発している合田氏と隣席の方の釣り方をウオッチすると落し込みはせずに誘い上げのみでアタリを出している様子。想定するにハリスが75センチと一般的な胴突き仕掛けよりも長めで、かつ潮が緩めとの事でハリスが張っていないとアタリが竿先に伝わらないものと仮定。 ゆえに次の投入では小刻みにシャクリ上げながらストップ&ゴーを反復させていると突然ガツガツというアタリがあり、続いてラインスラッグが出て喰い上げ状態になる。 ホームグランドの相模湾との違いを体感しながらも反射的にフケを取ってからジギングの様なアワセをくれてフッキングした事を確認。荒っぽい引きでサバかとも思ったが巻き上げを終えた仕掛けにハリ掛かりしてきたのは35センチ程度の本命で感激。 同じパターンで3匹追加した頃に日没を迎えるが船長から集魚灯はギリギリまで点灯しないとのアナウンスが入る。理由はサバを寄せないためとの事だが灯りは点けずともサバが増えてしまい、水深30〜50mを通過できない確率が高くなってしまう。 そうなると自ずとオマツリも増えてしまいタイムロスが半端ない。それでも100〜110mの底ダチまで仕掛けが届けばアタリの出るパターンでポツポツと本命を追釣。 要は如何に仕掛けを底まで落とせるかという事だが、集魚灯を点ける頃には殆ど仕掛けが落ちない状態になってしまう。それでも仕掛けが落ちる合田さんとの差を無くそうとチモト補強の目的で付けていた15ミリのケイムラチューブを外したが効果無し。 潮が流れている日は潮上にサバが集約する事もある様だが、この日は珍しく(?)潮が緩くて船全体にサバ、更にオアカムロアジが回遊してしまっている様で胴の間ほど密度が濃い模様で手も足も出ない。 この状態を打開するため船長は数から型狙いに作戦を変えてポイントを変更すると、投入ごと殆ど着底可能な状況となる。 アタリは遠くなったが底から5mまでを根気よく反復して誘いを繰り返すとショートバイトでエサを取られたり、上手くフッキングできたりでスローペースながら良型主体に数を積み重ねる。 今日イチの抵抗をみせた魚がオマツリのハリ外しでロストしてしまうアクシデントもあったがラスト15分のアナウンスから2匹を追加する諦めの悪さを発揮。悪条件の中でツ抜けを達成して11匹のクロムツをゲットでき、初陣としてはまずまずの結果となりました。 想像よりもかなりエキサイティングな釣りで、船宿さんまでの走行距離が長くてもリピートする価値があると感じました。 我々3名の釣果はミヨシの吉野氏が経験を活かして19匹。合田氏はクロムツをツ抜けして、更に大アジを数匹ゲット。竿頭は驚きの32匹でサバが廻り始める前に多点掛けで数を伸ばしたとの事でした。 帰宅後、捌く際に計測すると11匹のうち7匹が30センチ超えて型が良く、最大は目標に2センチ足りない38センチでしたが腹部に脂肪の塊がある脂乗り乗りの価値ある魚体でした。 【タックルと仕掛け】 船宿指定のオモリ150号を背負わせられる2m前後で、誘いやすい先調子のロッド。同様に船宿指定のPE3〜5号を200〜400m程度巻ける電動リール。 (ポイントの水深は100〜150mだったが、高切れもあるので2回分巻いてあると安心) 仕掛けは胴突きで船宿さんは2〜3本バリを推奨。ハリス8〜10号70〜75センチ、枝間は150センチと長め。経験者の吉野氏によるとサバ等の邪魔が少なければ5本程度に増やす場合もあるとの事です。 つり具のブンブン厚木店では 中深場釣りに対応したロッドや電動リール、仕掛けやアイテム類を取り揃えておりますので、是非ともご来店下さい。 使用した釣具 釣竿 剛樹 バーローズM / ダイワ 極鋭 中深場H-205AGS リール ダイワ 23シーボーグ 400JL / レオブリッツ S500JP しかけ 胴突き2本バリ(幹糸10号) 道糸 PE4号 ハリス フロロカーボン8号 エサ サバの短冊
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厚木店の川口です。体質か体力や気力の低下のせいか暑さに勝てないため半夜か夜釣りの乗合船に乗ってみようかと考えていた矢先、厚木店のお客様で釣友の合田氏がドアツードアで連れて行ってくれるとの事で以前より気になっていた内房・安房勝山港の萬栄丸さんにお世話になって来ました。
【乗船まで】
8月13日、朝8時半頃に自宅を出て勝山港には昼前くらいに到着。船着き場に設置してある舟形のボードにペットボトルのキャップが残っている個所が空席で、かろうじて四隅で残っていた右舷ミヨシから3席分のキャップを外して釣座を確保。
また、船着き場には荷物を纏めて運ぶ事が可能な荷車や手洗い用の真水や洗剤が常備されていて嬉しい限り。
その後は地魚の海鮮で昼食を済ませ、周辺に4〜5個所ほど点在している道の駅巡りをしてから15時半過ぎに船着き場に戻る。
受付は16時だが船宿さんのスタッフが船に居て釣座(キャップの番号)を告げるとクーラーボックスやバッカンを載せてくれ、体力が少しでも温存出来るのはありがたい。
【実釣】
16時過ぎより受付を済ませ、右舷ミヨシには合田氏の釣友で経験者の吉野氏。続いて運転の労を担って頂いた合田氏、3番目に自分が座る。人気の釣り物で盆休み中という事もあって片舷7名ずつの満船。
そうして直ぐさま支度を始めて定刻の17時に河岸払い。船長から富浦沖のポイントを目指し、40分程度で到着する旨のアナウンスが入る。
日中は強めの南風が吹いており心配したが飛沫がかかってしまう事は無く、むしろ暑さが凌げて心地良い感じ。
17時半過ぎにスローダウンして反応を探索すると3〜4廻りした後に150mダチで投入合図が出る。
すると着底して底付近を探っていた合田氏と右隣の方がダブルヒットして小振りだが本命のクロムツをゲットして早くもボウズを脱出。
船長指示の底から10mを上げ下げして誘っていた自分にはアタリが無く、巻き上げてみると大きめにカットされたサバの短冊の影も形も無い。
連発している合田氏と隣席の方の釣り方をウオッチすると落し込みはせずに誘い上げのみでアタリを出している様子。想定するにハリスが75センチと一般的な胴突き仕掛けよりも長めで、かつ潮が緩めとの事でハリスが張っていないとアタリが竿先に伝わらないものと仮定。
ゆえに次の投入では小刻みにシャクリ上げながらストップ&ゴーを反復させていると突然ガツガツというアタリがあり、続いてラインスラッグが出て喰い上げ状態になる。
ホームグランドの相模湾との違いを体感しながらも反射的にフケを取ってからジギングの様なアワセをくれてフッキングした事を確認。荒っぽい引きでサバかとも思ったが巻き上げを終えた仕掛けにハリ掛かりしてきたのは35センチ程度の本命で感激。
同じパターンで3匹追加した頃に日没を迎えるが船長から集魚灯はギリギリまで点灯しないとのアナウンスが入る。理由はサバを寄せないためとの事だが灯りは点けずともサバが増えてしまい、水深30〜50mを通過できない確率が高くなってしまう。
そうなると自ずとオマツリも増えてしまいタイムロスが半端ない。それでも100〜110mの底ダチまで仕掛けが届けばアタリの出るパターンでポツポツと本命を追釣。
要は如何に仕掛けを底まで落とせるかという事だが、集魚灯を点ける頃には殆ど仕掛けが落ちない状態になってしまう。それでも仕掛けが落ちる合田さんとの差を無くそうとチモト補強の目的で付けていた15ミリのケイムラチューブを外したが効果無し。
潮が流れている日は潮上にサバが集約する事もある様だが、この日は珍しく(?)潮が緩くて船全体にサバ、更にオアカムロアジが回遊してしまっている様で胴の間ほど密度が濃い模様で手も足も出ない。
この状態を打開するため船長は数から型狙いに作戦を変えてポイントを変更すると、投入ごと殆ど着底可能な状況となる。
アタリは遠くなったが底から5mまでを根気よく反復して誘いを繰り返すとショートバイトでエサを取られたり、上手くフッキングできたりでスローペースながら良型主体に数を積み重ねる。
今日イチの抵抗をみせた魚がオマツリのハリ外しでロストしてしまうアクシデントもあったがラスト15分のアナウンスから2匹を追加する諦めの悪さを発揮。悪条件の中でツ抜けを達成して11匹のクロムツをゲットでき、初陣としてはまずまずの結果となりました。
想像よりもかなりエキサイティングな釣りで、船宿さんまでの走行距離が長くてもリピートする価値があると感じました。
我々3名の釣果はミヨシの吉野氏が経験を活かして19匹。合田氏はクロムツをツ抜けして、更に大アジを数匹ゲット。竿頭は驚きの32匹でサバが廻り始める前に多点掛けで数を伸ばしたとの事でした。
帰宅後、捌く際に計測すると11匹のうち7匹が30センチ超えて型が良く、最大は目標に2センチ足りない38センチでしたが腹部に脂肪の塊がある脂乗り乗りの価値ある魚体でした。
【タックルと仕掛け】
船宿指定のオモリ150号を背負わせられる2m前後で、誘いやすい先調子のロッド。同様に船宿指定のPE3〜5号を200〜400m程度巻ける電動リール。
(ポイントの水深は100〜150mだったが、高切れもあるので2回分巻いてあると安心)
仕掛けは胴突きで船宿さんは2〜3本バリを推奨。ハリス8〜10号70〜75センチ、枝間は150センチと長め。経験者の吉野氏によるとサバ等の邪魔が少なければ5本程度に増やす場合もあるとの事です。
つり具のブンブン厚木店では 中深場釣りに対応したロッドや電動リール、仕掛けやアイテム類を取り揃えておりますので、是非ともご来店下さい。