今年は磯でヒラマサが好調なようなので久しぶりにショアジギに。今回は比較的アクセスもしやすい舞鶴エリアから舞鶴田井の山田渡船さんから毛島に初渡礁。

若狭湾では渡船でしか行けない断崖も多く、全く人の手が入っていない自然も多く残り海から見る景色は壮大。切り立った磯からかなりの水深や地形変化が容易に想像出来ます。

磯に渡ると、背後の断崖から想像するとかなり水深もありそうで、地形変化もありそうな感じ。潮目も出来ており期待出来そうだ。まずは二手に分かれてトップから試してみる。水道から岸際とその傾斜の落ち込みや沈み根を想定して誘い出す。水深とアピールも考えエンタイス170と大型のダイビングペンシルで誘う。根回りでの勝負も考え14000ＸＧにＰＥ4号。太いＰＥでも、大型ルアーと大口径スプールで飛距離は全く問題なく、ＸＧで糸フケの回収も早く、細かな変化に対応しやすいです。

一通り探り終えたので今度はジグで立体的に探っていく。見たまんまの急角度で落ち込みが予想されます。対岸に見える音海の断崖エリアも同じ地形なので、かなりの急深で沖は砂地だと思います。100ｇメインに底を探っていくと沖はどこもカウント31秒、南向きの岸寄りはカウント22秒と18秒の2段フラット+藻が少し点在、それより岸寄りは切り立った急斜面で、ジグは一撃で根掛かりするエリア。沖の潮目、斜面の落ち込みや段差を狙ってジグで丹念に攻めるがアタリもなく、岸際ギリギリまでボトムをとっていくが、岸際は地形変化が激しく、場所によってはオーバーハングしている為、ここも根掛かり必至の難所。

一通り地形変化も調査でき、プラグ＆ジグで誘ってみたがノーバイト。

ここでちょっと休憩にＫくんはエギングを始め、僕も他の魚種を狙う。パワーブレードで時間を掛けてボトムまで落とし込み、ボトムの砂地と岸際の壁を狙うと1投目からヒット！しかし、オーバーハングした足元のかなり深い所でのヒットに、当然岩の下へ潜り込まれ動かなくなる・・・しかし微妙にテンションを張らず緩めずでの駆け引きを続けると、一瞬根から離れたところを一気に巻き上げてランディング。

 ひとまずお土産にアコウ確保。この調子で今度は水道になっているシャローエリアの岩回りを攻める。大岩の上を根掛かりしないように引き、岩陰にフォールで落とし込むとひったくるようにヒット！。

その後もパワーブレードで対岸から大岩周り、ボトム、足元の落ち込みと根掛かりに注意しながら、岩を舐めるように引いては穴に落とし込むとアコウの反応は良好。

 これに続けと、Ｋくんはワームでさらに丁寧に攻めるとアコウもサイズアップ、ガシラも追加と絶好調。

根魚も程々に釣れたので今度はエギングと思って狙うが、深すぎて底に着かない（数分かかる）着いても手前しか探れない、浅場は根掛かりだらけと、アオリが追ってくる気配もなく、エギングポイントとしてはかなり厳しいので断念。しかたなく本命の青物を狙って投げ続けることに。

地形変化もジグで分かったので、ヒラマサが付きそうな根周りを中心にトップで誘い出し。反応もないのでちょっとサイズダウンしてラピードで誘う。飛距離も出て、アクションも足場が高くても、低い磯で波があっても使いやすく、サイズもいい感じでショアにはちょうど良さそうです・・・がヒットなし。

沖には船も何隻かおり、魚の気配はありそうなのですが・・・なんてぼんやり見ていると、潮目のさらに奥の方にナブラ発見！移動しながらもポツポツと水面を割り反応も長く続いているのでこれはチャンスと思い、トップ＆ジグで誘い続けるが、ナブラは寄らずに消えてしまう。最後まで投げ続け、危険地帯をタイトに攻めた結果ジグも殉職。最後にＫくんに待望のヒット！と期待したが、本命の青物でなく、いいサイズのアコウ

 結局青物の反応は得られずに終了。帰りの渡船では磯釣り師の周りにはヒラマサがうろついていたようで、ラインを切られたり、狙っては無視されたり、居なくなったりと気難しいヤツで、ルアーマンのところには遊びに来てくれませんでした。餌に付いているのでしょうか？他に大きな真鯛等も上がっていたので、水深もあり沖は砂地なので、ショアタイラバなんかもやってみたら面白いかも。

今年は若狭エリアはここ毛島だけでなく、音海等もヒラマサが多く、かなり切られていたり、大型の回遊もあるようです。若狭以外でも今年はヒラマサの気配が濃厚なので近いうちにまたリベンジしたいと思います。