荒れる冬の日本海ですが、この時期はコロコロ太った越冬ハマチの数釣り、そして脂の乗った寒鰤が狙えるシーズン。どっちかというとハマチの数釣りで癒されたいとも思いつつ、単独いつものビクトリーへ。

前日ハマチの数釣りや寒鰤・タイラバで出船予定と、ナブラが出るようで、キャスティングも用意してほしいとのことで急遽準備。

そもそもジギングの準備もしてなかったので、夜な夜な糸巻、ノット組、タックル準備をしてろくに睡眠もできず、途中でダウンしながらも夜明けの宮津へ到着。

まずはお土産確保に冠島でハマチ狙い。しかし既に多くの船が入っており、早いもの勝ちですでに祭りに乗り遅れた様子。一度釣れ出せばスイッチが入り入れ食いになるのですが・・・スイッチ入らず。

ここで問題発生。いつもはかなり荒れ模様でも大丈夫なんですが・・・今回まさかの船酔い。

まず疲労と寝不足！（これが一番ダメ！）、そして前日の食事・・・背脂まみれのこってりラーメンのセット（コレはアウト！）、投入の遅かった酔い止め（要・早めの投入）、揺れるミヨシでの釣りで立ってるのも難しく、体を固定するために手すりにお腹（胃周辺）を押し当ててたのも・・・（コレも結構くる！）天気も悪く、寒くて雨やら霰やら降り、必死にシャクリつつも力は温存し回復を図ります。

乗り遅れたハマチは御機嫌ナナメなので、切り替えて徐々に深場の大物狙いへ。

移動してヒラマサ、メジロポイント・・・のはずが、釣れたのはハマチ。

さらに移動。

とにかく移動中は睡眠不足回復のために寝る！とにかくこれで体力と酔いから回復を狙うが、外はなかなかの荒れ模様で日本海と同じく胃の海も荒れ模様。外が騒がしいと思ったら・・・霰？雹？容赦ない攻撃に雨雲による局地的な雨としばらく船内で待機。

船は白石に到着。天気は相変わらずで晴れているエリアや雲の下は明らかに大雨って感じに真っ暗で雲が垂れえ下がっているところも。晴れている所には虹。2重の虹も出てました。

鳥も飛んでいるので、キャスティングも待機しつつ、ジギングで鰤狙い。一部はタイラバも開始。しかしここでも釣れたのはハマチ、そして美味しそうなサバ。

さらに大物を求めてさらなる深場へ水深130ｍライン。

ここは今まで何本もの10ｋｇオーバーの鰤が上がっている実績もあり、過去にはヒットしたメジロにイシナギがヒットするなど巨大魚ポイントのようです。鳥もだんだん集まってきて、遠い所ではナブラも出ている。

魚探にイワシの大きな群れが入ってきた様子で気合を入れてジグをシャクるが水深もあり、ドテラで何度もボトムを取るとラインが200ｍくらい流されしんどい釣りに・・・

タイラバでは反応も出てきたので、タイラバに変更。水深はあるが、今日も（僕がタイラバする日はいつも・・・）潮は動いておらず、底取りは容易にできます。何度目かの巻き上げで良い感じのアタリで竿が絞り込まれフッキング！

そこそこいい引きと重量感。いつものメバルやレンコダイではなさそうだ。慎重に巻き上げてくると

初のアマダイ！美味しい高級魚です。ずっと釣って見たかった魚に満足。サイズもまずまず。

ネクタイはツーバイツー:オキアミとシラス。他社にないパターンで魅力的なカラーです。

どうも船はアマダイマンションに突入したようで、ヒットすれば良型のアマダイ。タイラバや本格的なアマダイ仕掛、小型のジグでもヒットとアマダイは絶好調。最後にもう1発同じパターンでアタリがあり、ボトムを取り直してまたまたアタリがあったが、掛けきれず。

肝心の青物はと言うと…皆がタイラバに以降する中、ジギングを続ける人も。また激しいナブラも何ヶ所かで発生し、鳥も頻繁に飛び交うが、鳥もナブラを船の影を避けてる様子。

何度か射程距離に入り、ルアーも届くが反応なし。ナブラでは鳥も魚も餌に狂ってる様子でルアーには反応せず。ナブラがもっと広範囲に散らばれば、魚も散ってジグに反応するようです。また単発ボイルでもあればまだトップでの可能性もありです。

結局アマダイのみでしたが、冬の日本海はまだまだこれから！出船は限られるが1発お主の寒ブリ狙いやハマチの数釣り、ジギング＆タイラバだけでなくキャスティングもチャンスありと忙しくなりそうです。