2021.06.23 印刷する 稚鮎パターンのリバーシーバス 魚種 シーバス/スズキ 数 1匹 60センチ前後 釣り方 ルアー 天候 晴れ 釣り人 齋 雄輝 店舗 埼玉狭山店 釣行日 2021.06.20 コメント 狭山店の齋です! 埼玉県内の近所の汽水域に稚鮎パターンのシーバスを狙いに行ってきました。 皆様は汽水域の河川を遡上する途中の稚鮎の行動パターンはご存知でしょうか? 基本的に稚鮎が遡上するのは日中のみで、夜や干潮時は浅場に身を潜め、雨後の増水や満潮に合わせて一気に遡上をします。 今回私が釣行した条件は雨後の増水が落ち着いた河川で、時間は夕マズメの干潮間際です。 稚鮎の行動パターンから状況を予測すると稚鮎は前日の雨でチャラ瀬や堰を乗り越えて今は浅場で一休みしているところでしょう。 このような状況ではシーバスは稚鮎が居る浅場のすぐ近くにある深場に隠れて何らかの理由で浅場から出てくる稚鮎を待ち構えている事が多くなります。 今回は浅場の稚鮎に執着しているシーバスだけに狙いを絞って攻めていきます。 具体的に狙うポイントは岸際1メートル程の浅場から一気に落ち込むブレイクラインです。 こんなところや こんなところ。 少しでも地形に変化のある場所は流れの変化が起こりやすく、捕食しやすい弱った稚鮎も集まりやすい為シーバスも集まりやすい傾向にあります。 また、今回のポイントは岸際の藪が凄く、自分の立ってる岸と並行にルアーを引く事ができない為、遠投して対岸ギリギリに着水させて対岸のシーバスを狙って行きます。 着水してから食わせるまでの勝負は対岸から1〜1.5メートルとかなり短く、この短い距離でシーバスにしっかりとアピールするには立ち上がりが早い固定重心のルアーが有利になります。 ※この釣りでは対岸の草にルアーが引っかかってしまう事が多いので最低でもPE1.2号+25lb以上のリーダーの組み合わせをお勧めします。(私はルアーを大きく動かす為と足元でのヒットのクッション性を考慮してナイロンの30lbを1ヒロ使用します) 今回メインで使用したルアーは3つでした。 先ず、パイロットルアーとしてラパラのCD7を対岸に向けて投げて速めのただ巻きで様子を見ます。 着水直後に巻き始めると水深30センチ程のレンジを攻める事ができ、シーバスに警戒心を与えず、それでもしっかり存在をアピールさせる事ができるギリギリのバランスを持ったルアーです。 CD7で一通りランガンしているとピックアップ直前で豪快な丸見えバイト! しかしフッキングと同時に豪快なテイルウォークをされてラインテンションが保てずにバラし・・・ その後もCD7で様子を見ますが反応が無いのでルアーチェンジ。 次に選んだのはラッキークラフトのビーフリーズです。 攻められるレンジはCD7と同じですが、ティップだけで軽くトゥイッチするとその場でターンするようなトリッキーなアクションを最小限の移動距離でしてくれます。 ただ巻きで一瞬で通り過ぎてしまうCD7に反応が無くなった時には、同じレンジをキープしたまま、より長い時間をかけてシーバスにアピールさせる事ができるビーフリーズをよく使用します。 また、ほぼサスペンドに近い特性なのでショートステイで食わせの間を作る事ができるのでスレた港湾シーバス狙いにも非常に使いやすいルアーです。 ビーフリーズでは着水直後のトゥイッチ2回目からのショートステイで超ショートバイトが出ますがこれも一瞬乗っただけでバラし・・・ ショートバイトだったのはレンジが浅過ぎて警戒されていると考え、レンジを少し下げる為にルアーチェンジ アイマのB-太70です。 使い方はビーフリーズとほぼ同じで少しレンジを下げたい時によく使います。 実際に投げてみると着水直後は軽くボトムに擦りますが根がかりするほどではないのでトゥイッチと速巻きのコンビネーションでランガンを続行します。 イメージはサギ等の鳥に襲われてパニックになった稚鮎が砂煙を巻き上げながら深場に逃げて来るような状況です。 B-太70に変えて2箇所目のポイントでの1投目。 対岸に軽く当たるぐらいの水際に着水させてボトムに軽く当てながらトゥイッチをしてブレイクラインに差し掛かった瞬間。 ガツン 先程のショートバイトとは明らかに違う本気のバイト! 今度はバラさないようにドラグを半周緩めて慎重に寄せて来ますがとにかくエラ洗いとテイルウォークが凄まじいのでつい楽しくて跳ねさせたくなってしまいます笑 しかし、やっとファイトに持ち込めた魚なので欲望を抑えて慎重に笑 ※夏のシーバスはよく跳ねるのでフッキングが決まった後はドラグを少し緩める事でフックの穴が広がることを防ぎ、エラ洗いでのバラしを減らす事ができます。 サイズは60センチも無さそうですが最高のファイターでした! 弱らせないように早々に写真を撮ってリリース。 リリース後にフックを見てみるとしっかりと曲げられていました・・・笑 夏のリバーシーバスはよく引いてよく跳ねてくれるので個人的には一年の中で一番好きな季節でもあります。 家の近所という事もあり、無事に1匹キャッチできた嬉しさの余韻に浸りながら納竿しました。 リバーシーバスの釣り方については狭山店のスタッフ齋にお任せ下さい! 今回の釣り方以外にも昼間のデイゲームや大物狙いのナイトゲーム等様々な釣り方をご案内させていただきます! 使用した釣具 釣竿 スミス ブローショットボロン 86BS リール 18ステラ 4000MHG ルアー ラパラ CD7、ラッキークラフト ビーフリーズ、アイマ B-太70 道糸 よつあみ アップグレードX8 1.5号 ハリス モアザンリーダー ナイロン30LB
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狭山店の齋です!
埼玉県内の近所の汽水域に稚鮎パターンのシーバスを狙いに行ってきました。
皆様は汽水域の河川を遡上する途中の稚鮎の行動パターンはご存知でしょうか?
基本的に稚鮎が遡上するのは日中のみで、夜や干潮時は浅場に身を潜め、雨後の増水や満潮に合わせて一気に遡上をします。
今回私が釣行した条件は雨後の増水が落ち着いた河川で、時間は夕マズメの干潮間際です。
稚鮎の行動パターンから状況を予測すると稚鮎は前日の雨でチャラ瀬や堰を乗り越えて今は浅場で一休みしているところでしょう。
このような状況ではシーバスは稚鮎が居る浅場のすぐ近くにある深場に隠れて何らかの理由で浅場から出てくる稚鮎を待ち構えている事が多くなります。
今回は浅場の稚鮎に執着しているシーバスだけに狙いを絞って攻めていきます。
具体的に狙うポイントは岸際1メートル程の浅場から一気に落ち込むブレイクラインです。
こんなところや
こんなところ。
少しでも地形に変化のある場所は流れの変化が起こりやすく、捕食しやすい弱った稚鮎も集まりやすい為シーバスも集まりやすい傾向にあります。
また、今回のポイントは岸際の藪が凄く、自分の立ってる岸と並行にルアーを引く事ができない為、遠投して対岸ギリギリに着水させて対岸のシーバスを狙って行きます。
着水してから食わせるまでの勝負は対岸から1〜1.5メートルとかなり短く、この短い距離でシーバスにしっかりとアピールするには立ち上がりが早い固定重心のルアーが有利になります。
※この釣りでは対岸の草にルアーが引っかかってしまう事が多いので最低でもPE1.2号+25lb以上のリーダーの組み合わせをお勧めします。(私はルアーを大きく動かす為と足元でのヒットのクッション性を考慮してナイロンの30lbを1ヒロ使用します)
今回メインで使用したルアーは3つでした。
先ず、パイロットルアーとしてラパラのCD7を対岸に向けて投げて速めのただ巻きで様子を見ます。
着水直後に巻き始めると水深30センチ程のレンジを攻める事ができ、シーバスに警戒心を与えず、それでもしっかり存在をアピールさせる事ができるギリギリのバランスを持ったルアーです。
CD7で一通りランガンしているとピックアップ直前で豪快な丸見えバイト!
しかしフッキングと同時に豪快なテイルウォークをされてラインテンションが保てずにバラし・・・
その後もCD7で様子を見ますが反応が無いのでルアーチェンジ。
次に選んだのはラッキークラフトのビーフリーズです。
攻められるレンジはCD7と同じですが、ティップだけで軽くトゥイッチするとその場でターンするようなトリッキーなアクションを最小限の移動距離でしてくれます。
ただ巻きで一瞬で通り過ぎてしまうCD7に反応が無くなった時には、同じレンジをキープしたまま、より長い時間をかけてシーバスにアピールさせる事ができるビーフリーズをよく使用します。
また、ほぼサスペンドに近い特性なのでショートステイで食わせの間を作る事ができるのでスレた港湾シーバス狙いにも非常に使いやすいルアーです。
ビーフリーズでは着水直後のトゥイッチ2回目からのショートステイで超ショートバイトが出ますがこれも一瞬乗っただけでバラし・・・
ショートバイトだったのはレンジが浅過ぎて警戒されていると考え、レンジを少し下げる為にルアーチェンジ
アイマのB-太70です。
使い方はビーフリーズとほぼ同じで少しレンジを下げたい時によく使います。
実際に投げてみると着水直後は軽くボトムに擦りますが根がかりするほどではないのでトゥイッチと速巻きのコンビネーションでランガンを続行します。
イメージはサギ等の鳥に襲われてパニックになった稚鮎が砂煙を巻き上げながら深場に逃げて来るような状況です。
B-太70に変えて2箇所目のポイントでの1投目。
対岸に軽く当たるぐらいの水際に着水させてボトムに軽く当てながらトゥイッチをしてブレイクラインに差し掛かった瞬間。
ガツン
先程のショートバイトとは明らかに違う本気のバイト!
今度はバラさないようにドラグを半周緩めて慎重に寄せて来ますがとにかくエラ洗いとテイルウォークが凄まじいのでつい楽しくて跳ねさせたくなってしまいます笑
しかし、やっとファイトに持ち込めた魚なので欲望を抑えて慎重に笑
※夏のシーバスはよく跳ねるのでフッキングが決まった後はドラグを少し緩める事でフックの穴が広がることを防ぎ、エラ洗いでのバラしを減らす事ができます。
サイズは60センチも無さそうですが最高のファイターでした!
弱らせないように早々に写真を撮ってリリース。
リリース後にフックを見てみるとしっかりと曲げられていました・・・笑
夏のリバーシーバスはよく引いてよく跳ねてくれるので個人的には一年の中で一番好きな季節でもあります。
家の近所という事もあり、無事に1匹キャッチできた嬉しさの余韻に浸りながら納竿しました。
リバーシーバスの釣り方については狭山店のスタッフ齋にお任せ下さい!
今回の釣り方以外にも昼間のデイゲームや大物狙いのナイトゲーム等様々な釣り方をご案内させていただきます!