はじめてのグレ釣り
使用した釣具
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- 釣竿
- メガディス1.5-53
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- リール
- トーナメント磯3000HLBD
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- しかけ
- 半誘導浮き止めあり、完全誘導浮き止めなし
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- 道糸
- ナイロン2号
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- ハリス
- フロロ1.7号
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- エサ
- 生沖アミ3キロM、グレパワーV9徳用、スーパーハードM
コメント
こんにちは。奈良郡山店の厨(くりや)です。
今回は和歌山県串本のグレ釣りへいってきました。堺の佐野店長が磯釣りやったことないメンバーでみんなで一緒にやる今回の釣りを企画してくださったので、せっかくなので参加させていただきました。
僕自信はグレ釣りはじめてで今回は堺店の佐野店長と平川さんに教えて貰いながら挑戦してきました。
道具は佐野店長と平川さんが用意してくださったのでほとんど手ぶらで串本へ向かいました。
至れり尽くせりでありがとうございます。
強風にて当初はかわばた渡船さまで磯に渡してもらう予定でしたが、出船できずに、北西の風に強い磯に渡してもらえる小川渡船さまにてお世話になりました。
まずは港に早めについて5時半過ぎに準備を済ませて磯に渡ります。
まだ暗いうちなので準備や港で防寒に着替えたり磯に渡ったあともしばらくは薄暗いのでヘッドライトは必ず用意しましょう。
竿やリール、仕掛け等は後程書きますが
それ以外で必要なものはまず磯シューズとライフジャケットが必要です。
ライフジャケットは自動膨張式でも渡れないことはないですが、浮力材の入ったベストタイプを選ぶようにしましょう。膨張式のタイプでは磯際の岩や磯についた貝などで浮き輪が破れるので安全ではありません。
磯シューズはさまざまなソールのタイプがありますが、カットラバーピンフェルトのタイプを今回は使用しました。今回渡る磯は足場が高いので磯シューズで良かったですが、低い磯なら夏は良いですが、これからの時期は濡れると寒くて釣りにならないので、磯長靴のタイプの方がおすすめです。
佐野店長いわく、串本は足場の高い磯が多いがやや北部の印南や白浜あたりは低い磯が多いらしいです。和歌山北部の磯なら磯ブーツのタイプを選んだ方が良さそうです。
防寒ウェアは磯の上では動き回るので船釣り用などの厚すぎるものよりも動きやすいタイプがおすすめです。
今回は5人での釣りなのでみんなで一緒に渡れる広い磯で双子の親というところに渡させてもらいました。串本大橋も近くに見える港からもけっこう近い磯でした。港からすぐの近くのわりにはかなり潮通しが良く撒き餌を撒くと小型グレやさまざまな魚がどんどん沸いてきて魚影は多そうでした。
いつも船釣りや陸のルアー釣りでも、途中で仮眠したり休みますが、磯釣りだと無理そうと休まずの釣りを覚悟していました。しかし今回は灯台があり平らな部分で休むこともできました。
磯に渡るとまずは撒き餌の準備です。
沖アミ生3キロのMサイズにグレパワーV9徳用1袋と海水を適量混ぜました。
撒き餌を作る際に必要なのはバッカンとマゼラーです。平川さんいわく磯の上で撒き餌を作らなくても、事前にバッカンに材料を入れて混ぜてきても良いらしいです。
配合餌はV9徳用一袋。他にも何種類か用意がありましたが、今回のように大きな磯で何人かで釣りをするときには、撒き餌の種類をみんなで統一した方が良いとのことです。なのでみんなV9徳用。
ちなみにこの餌が1番まとまり易さや遠投性能、集魚性能のバランスがよく誰でも扱いやすいみたいです。とりあえず始めるならV9の徳用がおすすめです。
もちろん他には集魚力、グレを浮かせるのに特化したもの、遠投に特化したものなど、多くの種類があります。何種類かを混ぜるのもありです。
撒き餌はグレ釣り用のものとチヌ釣り用のものがあります。一見似ていますが違うものを買うと使えないので要注意。
グレ釣り用
グレは浮いて流れる餌によく反応するので広範囲に散らばりやすく、遠くからも魚を寄せてくることができます。仕掛けと同調させやすいように比重が軽いものが多いです。
チヌ釣り用
チヌは底付近で餌を捕食するので、早く底まで沈めるように、砂や貝殻の粉などの比重が思い素材が多く入っており、底につくまでにバラけないように、まとまりが良いタイプが多いです。コーンやサナギなどいろいろミックスされてます。
今回ははじめてだったので沖アミの解凍が道中の暖房効いた車のなかでいけるだろうと思っていたら3キロのブロックはなかなか解凍に時間がかかりますので要注意です。
配合餌をいれる前に撒き餌の沖アミのなかから刺し餌用としていくらか餌いれに取っておきます。
更にこれとは別にマルキューのスーパーハードMサイズを用意しました。
また佐野店長はボイルの沖アミの撒き餌、刺し餌でやっておられました。
ボイルの方が餌持ちが良く、生沖アミより軽いのでグレを浮かせて釣りたいときには良いみたいです。
沖に面した潮通しの良い側で釣りを開始です。
最初は浮き止めを使用した半誘導のタイプの仕掛けで釣っていきます。
浮き止めを使用したタイプはタナを決まったタナで釣りたい時に有効です。
タックルは佐野店長が用意してくださった
竿:メガディス1.5号-53
リール:トーナメント磯3000HLBD
糸:ナイロン2号
ハリス:フロロカーボン1.7号のタックルです。
和歌山エリアでは竿1.2~1.5号のものが良く
三重県熊野や尾鷲エリアでは1.5~1.7号の強めのタックルが良いみたいです。
仕掛けが馴染んで入っていっているかどうかは
浮きの下につけた絡まん棒を見ながら確認していきます。
この時、磯釣りでは偏光グラスは必須だと思いました。磯釣りでは特に日差しが強くこの時期でも日焼けしたくらいでした。なので目の保護にも必要ですし、なにより偏光グラスがないと仕掛けの位置が確認できませんでした。浮きや絡まん棒の位置を確認できないと、仕掛けが馴染んでいっているかわからず、半分は釣りとして成立しないくらい重要でした。
撒き餌をいれたときの魚の反応も確認しにくく、特に必要であると思いました。
浮き釣りとはいっても浮きを水中に沈ませて使うようなやり方もあるので、その場合は偏光グラスがないと浮きの位置すらわからない感じでした。
眼鏡の上からかけられるオーバーグラスなどもあるので目が悪い方は度入りにしなくても快適です。
自分が使っているのはブンブン関西店舗で不定期に開催しているガンズさまのイベントにて注文したオーバーグラスです。
磯釣りだけでなく船釣り、ルアー釣りなんでも使えるのでもし機会があればガンズさまのイベント開催の際はぜひ聞いてみてください。
※一部の店舗は開催していないところもあります。
夏場の磯やオフショア、強い日差しにはトゥルビューというレンズがおすすめです。目が焼けるような強い照り返しや日差しには特におすすめです。各種あるレンズのなかでも特に裸眼に近い色合いで違和感がないタイプです。
一方で朝方やこの時期は15時を過ぎると薄暗くなりますし、雨天時など、薄暗い時にはイーズグリーンというレンズがおすすめです。少し赤っぽい色も入っているので、海の色のなかでも特に魚影や水中磯などがはっきりと判別しやすいです。
もちろん普段の店頭でも豊富に取り揃えてあるのでぜひみてみてください。磯釣りでは竿やリールよりも重要な感じがしました。
浮きの位置、仕掛けの位置、水中の磯や撒き餌に反応する魚影の動きなど、の状況把握が大きなアドバンテージになります。
そんな感じでまずは仕掛けの動きを見て潮がどっちに流れているか、仕掛けの入り方などを確認しながら釣りに慣れます。
5メートルを越える磯竿を使うのは案外難しいです。幸先よく小さいですが、グレがヒットし、その後も小型のグレがポロポロと3匹、4匹と釣れてきました。
潮がとまり全部教わりながらやっていたので早くも10時です。潮も完全とまって喰いも悪くなったので、弁当を食べて休憩です。
美しい磯を眺めながら弁当を食べます。
小川渡船さまでは乗船時に注文すれば弁当を持ってきてくださいます。
休んで釣り再開も潮が動かないので魚の反応も悪くなります。
ポツポツ釣れる程度。
時折磯際にできたサラシの中に見える大きな魚影。50センチくらいはありそうで、一見グレっぽく撒き餌には反応しています。
この時、浮き止めを使った半誘導の仕掛けではなく、絡まん棒と浮きと小さなガン玉だけの完全誘導の仕掛けに変えた方が良さそうだったので、変えました。このとき浮きも違う浮きに変えた方が良いとのことでアドバイスをいただき変更しました。
サラシの中の大型の魚狙ってサラシの切れ目に仕掛けを流していきます。仕掛けはちょうどよく流れていくが、大型の魚は少し深いラインに見えていて撒き餌にもそこまで浮いてきていなく、撒き餌が深いタナに入ったときに餌を食べているようです。
仕掛けがタナに入る前に小型のグレや餌取りに餌をとられています。
そこで沖に撒き餌をいれて小型魚を散らして大型を狙う作戦に。
最初は小型魚が沖の撒き餌に反応してもすぐに戻ってきたので、何回か粘って繰り返すと、小型魚が減り大型魚のタナまで仕掛けを入れ込めるようになってきて
ついに狙いどおりのヒット。見た目はグレっぽいがまったく太刀打ちできずに、ハリス切れです。
そのあとも同じような魚をヒットさせるもハリス切れ。
3回目にしてようやく、最初の2回より少し引きは弱いが、かなり強い引きで大型グレかと思ったら、イスズミでした。
35センチくらいのイスズミ。
切れたやつはこれより全然引きが強く太刀打ちできなかったので、45センチオーバーくらいでしょうか?
竿を立てることができずにやられました。
佐野店長いわく磯際にいる大きいやつで少し白っぽいのは全部イスズミらしいです。
イスズミと戦っていたら
潮が動きだし25から30センチくらいのグレの活性がかなりあがり最後の2時間くらいは
かなりあたりも多くグレ釣りの練習にはちょうど良いくらいの釣れ具合でした。
3時にお迎えがくるので2時過ぎには片付けを始めておきます。
お迎えの時にすぐに船に乗れるようにしておかなければいけません。片付けに30分くらいはかかります。
このとき必ず、磯にこぼれた撒き餌は流していくようにしてください。
水汲みバッカンで水を汲んで流していきます。
バッカンの撒き餌や撒き餌用のしゃくや刺し餌いれなどの汚れたものは、今回かなりの凪だったので磯際の低いところまで下りて洗いました。
しかし荒れている時は磯際に近づき過ぎたら危ないときもあるので、その時は渡船で港に戻ってから洗いましょう。
バッカンブラシがあるとかなりスムーズです。バッカンの角に残った撒き餌も取りやすい形状のブラシです。
今回は使わなかったですが、バッカン汚れんシート的なバッカンに付ける袋のようなもので汚さない方法もあります。
けっこうよく釣れて楽しい釣りになりました。
これからの磯釣りの展望としてはまだ水温も高くて小型の数釣りができるので、入門には最適な時期が続きます。
年末年始を超えて更に寒くなると、小型は減って中から大型狙いができ、シーズンは春まで続きます。
魚が多いのは和歌山でよく釣れますが、三重の熊野や尾鷲も50オーバーが狙えるフィールドです。
郡山店、堺店では磯強化店として品揃えも多く取り揃えており、入門の方に最適な低価格帯のレバーブレーキのリールや磯竿、また夢の大物狙いに適した、ハイエンドクラスの磯竿やリール、ウェア類も多く取り揃えており、
配合の撒き餌はもちろんですが、撒き餌の沖アミも3キロブロックの生沖アミ、ボイル沖アミサイズも2種類取り揃えています。
刺し餌の沖アミは生沖アミ、ボイル沖アミ、比重のあるマルキューのV9沖アミやスペシャル沖アミなど、豊富に取り揃えております。
ご来店お待ちしております。