日光遠征②午前の部 花吹雪のチョークストリーム
使用した釣具
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- 釣竿
- パームス エゲリアネイティブ42XUL
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- リール
- シマノ コンクエストBFS HG L
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- ルアー
- マーシャル4.8g、フロントレイク4g
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- 道糸
- PE0.5
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- ハリス
- フロロ6lb.
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- その他
- ランディングネット 45カーブ
コメント
こんにちは、名古屋小牧店の碇山(いかりやま)です。
日光遠征2日目、前日は中禅寺湖からの湯ノ湖と湖をハシゴしトータル12km以上ウェーダーを履いて歩き回りましたが…本日の舞台は川です。
湯ノ湖と中禅寺湖を繋ぎ、湯滝と竜頭の滝の間を有名な戦場ヶ原を流れる湯川でブルックトラウトを狙います。
6月…下界では梅雨入り間近で暑い日が続くが…標高1,400m近い高地では季節が一月も二月も違います。朝は冷え込み、新緑の季節ながら未だに桜?のような咲いており花弁を散らしています。8月に寒くてダウンを着てたこともあります。
午前6時日券を購入して遊歩道へ。
情報では上流では数が釣れており、ブルック以外にもホンマス、ヒメマス、ニジマスなんかも上がってるらしいです…が、その分人とバッティングする事も多そうです。
下流域も遊歩道から近くポイントがバッティングする事も多いのですが…歩く距離も遠く難所が多いが実績もですが、なにより釣り場の雰囲気が一番素晴らしい過ぎる中流域が好きなので中流域の限界まで徒歩で約1時間の距離ですがそこを目標に下流域からエントリー。
早朝空気の澄んだ新緑の林道を歩くこと数分、湯川に辿り着く。早速フライを振る釣り人を横目に空いてるポイントを探してエントリー。
大きな倒木際に狙いを定め、ここ湯川では抜群の実績を誇るマーシャル4.8gからスタート。ベイトフィネス×スプーン×オーバーハング×スキッピング…コレが湯川でのブルック攻略には欠かせません。スプーンはプラグよりも比重がありキャスト精度やオーバーハングでのトラブル回避性、そして細身の形状でトウィッチ&フォールで誘えるのも魅力です。
対岸から倒木下へ流れに乗せつつドリフト&フォールでさらに倒木下へ送り込む…
…食った!
…?
…!!
完全に想定外の重量感
湯川では有り得ない…
まず湯川で釣れるブルックトラウトは小型が多く20cm以下がメイン、たまにいいサイズで22、3cmとか。なかなか25cmとか尺越えは出ない。本湖である湯ノ湖では禁漁前に30cm超えも出たが、ここでも20cm以下がメイン。
その想定を遥かに上回る重量感…ヤバいやつが来たか?倒木から上流へ引き剥がし寄せると波打つ巨大が…デカいブルックだ!渓流用ネットのフレーム経を超えるサイズを無事にランディング。
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迫力の肉厚ボディの巨大ブルックトラウト!
約37cmと普段釣れるブルックの倍以上のサイズで、湯ノ湖での年間レコードクラスの大物。
鮮やかなオレンジお腹とヒレ。そのヒレ先は白く縁取られており、なによりブルックトラウトと言えば散らばる燃えるような朱い点が美しいです。
1匹目からとんでもないのが釣れてしまう幸先良すぎるスタート。ここから上流へポイントが
バッティングしないように転々と攻めていきます。
それにしてもいつ来ても美しい奥日光、特にここ戦場ヶ原の雄大な景色を見れる遊歩道…ついつい写真ばかり撮ってしまいます。
そして川は…
広がる新緑と水中に揺れる藻と翠の世界。
日本とは思えない景色が広がっています。
前半戦は厳しいながら、バラシ連発。
ポイントもバッティングすることが多いが、後半戦はようやく自分の好きなエリア…素晴らしい景色の中で繰り返すキャスト…でバックラッシュばかり。渓流シーズンで久しぶりなベイトフィネスでカバー撃ち。しかし上手くキャストが決まれば魚は反応してくれます。手前に落ちると警戒するが奥に滑り込ませればそれは餌と認識され逆にスイッチが入るようでかなり手前、目の前までチェイスしてきてくれます。
イワナに似た模様のブルックトラウトですが、なんと言ってもこの朱い斑点が美しい。緑の景色にこの朱色が映えます。
そして鰭の先が白いのも綺麗です。
湯ノ湖にもブルックトラウトは多く生息しているが、もっと地味な色の個体が多く、美しさは断然湯川のブルックトラウトです。模様も色も、そしてあのルビーのような朱い斑点がより際立っています。
ネイティブでブルックトラウトが狙える貴重なフィールド、トラウトの聖地でもある日光周辺のみなので美しい景色と共に美しい魚に出逢ってみてはいかがでしょうか?
花弁舞う湯川と戦場ヶ原
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