2024.10.29 印刷する 相模湾のコマセキハダ、船中11ヒットも・・・!! 魚種 キハダマグロ サイズ なし(ボウズ) 数 キハダマグロ/船中12名で6本 (25〜32キロ) 釣り方 コマセキハダ 場所 神奈川県 天候 曇りのち雨 釣り人 川口善仁 店舗 厚木店 釣行日 2024.10.23 コメント 厚木店の川口です。今季絶好調な相模湾のコマセキハダ狙いは諸々あって初戦が10/23になってしまったものの、今季の群れの濃さを証明する様な船中12名で11ヒット6キャッチの好成績でした!! 自分は相変わらずの潮上病でコマセ係となり玉砕でしたが、皆さまの参考になる様な情報を可能な限り折り込んでレポートさせて頂きます。 当日は定宿の沖右衛門丸さんの開店に合わせて午前5時に店舗に入り受付。既に今季は累計で300本を超える実績のためか、コマセキハダ船は平日にも関わらず3隻出し。 自分は康弘船長操船の5号船で右舷トモ2番に着座して6時に河岸払い。受付時、右舷は8名だったが、結果的に胴の間の2名が来ずに左右の余裕は十分でオマツリは最小限で済みそうな感じ。 お隣(トモ側)の中丸さんは今季累計で6本をゲットされてダービー5位。今日が初戦である事を伝えて、今季の様子等を教えて頂く。(親切にして頂き、ありがとうございました!!) 船は小田原方面に向かうものと思いきや、なんと真沖か少し東に舵を切って20分くらいでスローダウン。ソナーでキハダの群れを捜索し、約30隻ほどの船団とは離れたポイントで投入開始。 海上は予報とは異なってウネリはあるもののベタ凪に近い感じ。累計6本で中丸さんとダービーで並んでいる左舷トモの大塚さんが凪過ぎるかもと話をしていたが、暫くすると船長から「(キハダが)船の周りに集まり出した」とアナウンスが入る。 手元の探見丸に魚影は映っておらず、中丸さんが「朝はなかなか船下には入って来ない」と言っていた通り。 となるとコマセが集まる釣り座でアタリが出るパターンだが、右舷トモ側は表層こそ潮下も潮が速く、深くなるにつれて潮が緩くなる感じでコマセは反対側の左舷に集まる感じ。 すると程なくして予想通りに左舷ミヨシでヒット!! 続いて胴の間でもアタリが出るが共にバレてしまった様子。 バラシでアタリは遠のくかと思いきや、相当に群れが濃いのか少しだけ間を入れて大塚さんのロッドが突っ込んだのを中丸さんが確認。大塚さんは席を離れていた様で中丸さんがアワセを入れる。(^_^;) すると数分のヤリトリで後検量25キロのキハダが取り込まれ、康弘船長の言うサメに食われないパターン「とにかくパワーファイトで時間を掛けずにヤリトリする事」を実証する。 中丸さんが話をしていたが、今季のアベレージサイズならばハリを飲み込まれたりしていなければ、強めのヤリトリをしてもハリスはなかなか切れないという話だ。 更にヒットは続いて左舷ミヨシ氏がバラシを乗り越えてアベレージサイズのキハダをゲットして、投入を始めてから2時間弱の間に4ヒット2キャッチは驚きのハイペース。 数年前に自分がキメジ混じりでキハダを1日に4本ゲットした時の様な食いっぷり。その後もヒットは続いて左舷胴の間のベテランT氏が30キロオーバーをキャッチ。 更にお隣のW氏にはモンスター級がヒットするが残念ながら残り50mでハリス切れ。この頃にはキハダも船下に入る様になって探見丸にもコマセを捕食している様子が映し出されると沈黙が続いていた右舷でアタリが出る。 ぶっ込みで上手くアタリを出したのは自分の隣席で大ベテランの小村さん。小村さんは昨シーズン自分が35キロをゲットした際に多大なるサポート頂いた方だが、御年70ウン歳にも関わらず、愛用するタリカ(手巻きリール)を駆使してスタンディングでキハダとのバトルを続ける。 強烈な突っ込みを自身の筋力で耐え、誰のサポートも必要とせずにヤリトリしてハリスも自身で手繰る。細身のスタイルからは想像も出来無いパワーだ。 そうしてサメ被害も受けずに完全体でネットに収まったのは後検量29キロの本命で諦めモードだった右舷に一筋の光を差した感じ。 すると左舷ミヨシの方が2本目のキハダをゲットした後、右舷側全体でキハダがコマセを捕食しているとのアナウンスが入る。 するとアタリが出たのはコマセの密度が濃いミヨシ。20キロを超えるサイズに見えたが比較的すんなりとゲット。 そうして9時過ぎには船中で9ヒット6キャッチとなり、このままでいくとどんな状態になるのかと思ったのも束の間で、次第にアタリが落ち着いてしまう。 この状況に船長はサメ被害が無かったポイントを諦めて船団の中に合流すると、各船からのアナウンスはサメに関する話題ばかり。 当船も投入を開始するが魚探やソナーを見ていた船長から「(キハダが)食ったら(サメから逃げるため)一気に走るから注意して」とのアナウンスが入る。すると船長の言う通りに左舷でヒットしたキハダはアタリと同時に突っ走って、これはハリス切れかサメ被害でバラシ。 暫くして右舷ミヨシにヒットし、船長が船で追いながらサポートするも、これもサメ被害にあってしまう。 船長いわく先ずは尾ビレだけ食われてしまった様な感じがしたので、その際に全力で巻き上げれば獲れたかもしれないと残念そう。 その後は予報通りに降り出してしまった雨が時に強くなってしまい水温が低下したのかアタリが乏しくなってしまう。 皮肉な事に雨が小降りになると共に、右舷トモ側を苦しめていた二枚潮が収まり出し、13時を過ぎる頃には投入後のラインが前方に払い出す様になるものの時は既に遅く、程なくストップフィッシング。 結果的に11ヒット(うち左舷8回)、6キャッチ(うち左舷4本)でしたが、ここ数年間は無かった様な食いっぷりで、心地良い緊張感を十分に味わう事が出来ました。 【今後の見通し】 例年、相模湾のコマセキハダ釣りは10月末〜11月初旬まで楽しめますが、昨年は11月末まで型は出ていました。 今季はキハダの魚影がとても濃いので、ビッグヒットに恵まれるチャンスも十分にあると思います。 つり具のブンブン厚木店ではコマセキハダ釣りの特設コーナーを設けてお客様をお待ちしております。専用ロッドやリール、仕掛け類を豊富に取り揃えておりますので、是非とも ご来店願います。 最後までお付き合い頂きありがとうございました。 使用した釣具 釣竿 剛樹 アルバカーレス S185 / 自作のキハダロッド 2.2m リール ダイワ シーボーグ 800MJ しかけ 吹き流し1本バリ、2段テーパー10m 道糸 PE10号✕500m ハリス フロロカーボン24号 エサ オキアミ
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厚木店の川口です。今季絶好調な相模湾のコマセキハダ狙いは諸々あって初戦が10/23になってしまったものの、今季の群れの濃さを証明する様な船中12名で11ヒット6キャッチの好成績でした!!
自分は相変わらずの潮上病でコマセ係となり玉砕でしたが、皆さまの参考になる様な情報を可能な限り折り込んでレポートさせて頂きます。
当日は定宿の沖右衛門丸さんの開店に合わせて午前5時に店舗に入り受付。既に今季は累計で300本を超える実績のためか、コマセキハダ船は平日にも関わらず3隻出し。
自分は康弘船長操船の5号船で右舷トモ2番に着座して6時に河岸払い。受付時、右舷は8名だったが、結果的に胴の間の2名が来ずに左右の余裕は十分でオマツリは最小限で済みそうな感じ。
お隣(トモ側)の中丸さんは今季累計で6本をゲットされてダービー5位。今日が初戦である事を伝えて、今季の様子等を教えて頂く。(親切にして頂き、ありがとうございました!!)
船は小田原方面に向かうものと思いきや、なんと真沖か少し東に舵を切って20分くらいでスローダウン。ソナーでキハダの群れを捜索し、約30隻ほどの船団とは離れたポイントで投入開始。
海上は予報とは異なってウネリはあるもののベタ凪に近い感じ。累計6本で中丸さんとダービーで並んでいる左舷トモの大塚さんが凪過ぎるかもと話をしていたが、暫くすると船長から「(キハダが)船の周りに集まり出した」とアナウンスが入る。
手元の探見丸に魚影は映っておらず、中丸さんが「朝はなかなか船下には入って来ない」と言っていた通り。
となるとコマセが集まる釣り座でアタリが出るパターンだが、右舷トモ側は表層こそ潮下も潮が速く、深くなるにつれて潮が緩くなる感じでコマセは反対側の左舷に集まる感じ。
すると程なくして予想通りに左舷ミヨシでヒット!! 続いて胴の間でもアタリが出るが共にバレてしまった様子。
バラシでアタリは遠のくかと思いきや、相当に群れが濃いのか少しだけ間を入れて大塚さんのロッドが突っ込んだのを中丸さんが確認。大塚さんは席を離れていた様で中丸さんがアワセを入れる。(^_^;)
すると数分のヤリトリで後検量25キロのキハダが取り込まれ、康弘船長の言うサメに食われないパターン「とにかくパワーファイトで時間を掛けずにヤリトリする事」を実証する。
中丸さんが話をしていたが、今季のアベレージサイズならばハリを飲み込まれたりしていなければ、強めのヤリトリをしてもハリスはなかなか切れないという話だ。
更にヒットは続いて左舷ミヨシ氏がバラシを乗り越えてアベレージサイズのキハダをゲットして、投入を始めてから2時間弱の間に4ヒット2キャッチは驚きのハイペース。
数年前に自分がキメジ混じりでキハダを1日に4本ゲットした時の様な食いっぷり。その後もヒットは続いて左舷胴の間のベテランT氏が30キロオーバーをキャッチ。
更にお隣のW氏にはモンスター級がヒットするが残念ながら残り50mでハリス切れ。この頃にはキハダも船下に入る様になって探見丸にもコマセを捕食している様子が映し出されると沈黙が続いていた右舷でアタリが出る。
ぶっ込みで上手くアタリを出したのは自分の隣席で大ベテランの小村さん。小村さんは昨シーズン自分が35キロをゲットした際に多大なるサポート頂いた方だが、御年70ウン歳にも関わらず、愛用するタリカ(手巻きリール)を駆使してスタンディングでキハダとのバトルを続ける。
強烈な突っ込みを自身の筋力で耐え、誰のサポートも必要とせずにヤリトリしてハリスも自身で手繰る。細身のスタイルからは想像も出来無いパワーだ。
そうしてサメ被害も受けずに完全体でネットに収まったのは後検量29キロの本命で諦めモードだった右舷に一筋の光を差した感じ。
すると左舷ミヨシの方が2本目のキハダをゲットした後、右舷側全体でキハダがコマセを捕食しているとのアナウンスが入る。
するとアタリが出たのはコマセの密度が濃いミヨシ。20キロを超えるサイズに見えたが比較的すんなりとゲット。
そうして9時過ぎには船中で9ヒット6キャッチとなり、このままでいくとどんな状態になるのかと思ったのも束の間で、次第にアタリが落ち着いてしまう。
この状況に船長はサメ被害が無かったポイントを諦めて船団の中に合流すると、各船からのアナウンスはサメに関する話題ばかり。
当船も投入を開始するが魚探やソナーを見ていた船長から「(キハダが)食ったら(サメから逃げるため)一気に走るから注意して」とのアナウンスが入る。すると船長の言う通りに左舷でヒットしたキハダはアタリと同時に突っ走って、これはハリス切れかサメ被害でバラシ。
暫くして右舷ミヨシにヒットし、船長が船で追いながらサポートするも、これもサメ被害にあってしまう。
船長いわく先ずは尾ビレだけ食われてしまった様な感じがしたので、その際に全力で巻き上げれば獲れたかもしれないと残念そう。
その後は予報通りに降り出してしまった雨が時に強くなってしまい水温が低下したのかアタリが乏しくなってしまう。
皮肉な事に雨が小降りになると共に、右舷トモ側を苦しめていた二枚潮が収まり出し、13時を過ぎる頃には投入後のラインが前方に払い出す様になるものの時は既に遅く、程なくストップフィッシング。
結果的に11ヒット(うち左舷8回)、6キャッチ(うち左舷4本)でしたが、ここ数年間は無かった様な食いっぷりで、心地良い緊張感を十分に味わう事が出来ました。
【今後の見通し】
例年、相模湾のコマセキハダ釣りは10月末〜11月初旬まで楽しめますが、昨年は11月末まで型は出ていました。
今季はキハダの魚影がとても濃いので、ビッグヒットに恵まれるチャンスも十分にあると思います。
つり具のブンブン厚木店ではコマセキハダ釣りの特設コーナーを設けてお客様をお待ちしております。専用ロッドやリール、仕掛け類を豊富に取り揃えておりますので、是非とも ご来店願います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。