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釣果情報

More fun, More fishing!

お客様とスタッフで挑んだキハダ仕立の結末は??

サイズ
ボウズ
本ガツオ/2〜8キロ、0〜2本
船中6組で5本
キハダマグロ/船中ボウズ
釣り方
コマセキハダ
場所
神奈川県
天候
晴れ
釣り人
川口善仁
店舗
厚木店
釣行日
2024.11.09

コメント

厚木店の川口です。厚木店のお客様O氏とお客様でかつ釣友のG氏、W氏、K氏にスタッフの大谷くん、自分と岩田くんのペア計6組にて、(結果的に)終盤戦となってしまったキハダマグロを仕立船でのコマセ釣りで狙って来ました。

メンバー中、コマセキハダで本命を釣り上げているのは自分のみ。アタリを出した経験があるのはG氏のみという、ある意味においてウブな一団です。(笑)

結果を端的に表せば、前半戦はお通夜のような静けさ、後半戦は嵐のような慌ただしさでした。レポートは若干のウイットを入れて作成しましたので、フッとほくそ笑んで頂ければ幸いです。(^_^;)(^_^;)

11月9日、自分を含む7名が午前5時に平塚・須賀港の優神丸さんに集合。各自の希望する釣り座を申請頂き、希望者が被ってしまった場合はジャンケンした結果、右舷はミヨシからG氏、大谷くん、O氏。左舷はミヨシから自分&岩田くん、K氏、W氏となり支度を開始。

コマセキハダのみならず、長ハリスを捌いた経験の無い岩田くんには、自分と同じタックルをタイムシェアリングしてもらう事でコマセキハダ釣り(流し釣り)の雰囲気を体験して頂く。

また、右舷ミヨシに座ったG氏はイオン相模原店での展示&受注会にて製作した剛樹スタンディングアーバスを持参したが、硬さと長さの関係から風波で終始手持ちになりそうだったので剛樹は使わず、今では入手困難な全長2.7mの高密度グラスソリッドブランクで自分が製作した「コマセキハダウインチスペシャル(自称)」の弐号機・水の呼吸カラーを使って頂く事にする。

そうして北東風がビュンビュン吹いて飛沫がバシャバシャ飛んでくる中、約1時間走ってキハダが回遊しているポイントに到着。土曜日という事もあって周囲の船団は、ざっと数えて20隻強。

指示ダナ35mで投入すると潮は西に向かって(左舷側に)流れており流速は約1ノット。コマセ釣りには速すぎる感もあるが、相模湾を横断する方向で約3時間の大流しがスタート。

すると流し始めた頃に僚船にキハダがヒットして、無事に船に入ったとの事で期待が高まるが、その後は期待に反して音沙汰なしのノーピク状態。

船団でも全体的に状況は思わしくない様で、企画した幹事の自分には最悪の事態となる「船中丸ボウズ」の重圧がのしかかる。

更に仕掛けを回収しようとしたら電動が作動せず、確認するとカウンターが暗い。バッテリーの電極から端子が外れたものと考えて見てみたが異常なし。

改めてリールを見てみると、何と電源コードが切れており・・・・・ダイワの速攻機能付きのロッドホルダーで機能を使った後、ロッドを立てた際に挟んで切れてしまった様です。(大泣)

いつもはバッカンに入れている予備のコードも見当たらず、仕方が無いのでショートしない様に段差をつけて被覆を剥いて、捩った後で船長から借りたビニールテープとガムテープで応急措置。

何とか終日使えましたが、同じ機能のあるロッドホルダーをお使いの方は、是非ともお気を付け下さい。m(_ _)m

そんなトラブルも有りながら、船中アタリ無しのまま10時半を回って流し替え。ソナーの反応が比較的良い海域で再開する。

各自4〜7分程度のインターバルで投入を繰り返していると、満潮が近くなった頃から探見丸の指示ダナ下方15mくらいにモヤモヤした反応らしきが映りだす。

するとG氏が突然「来たかもしれない!?」と一声。

自分はタックルを岩田くんに任せて休憩中だったので、直ぐさまG氏のサポートに入ると、ファーストランが止まったタイミングでリールのカウンターは116m。

先ずはG氏にアワセをしっかりと入れた事を確認。次にドラグが緩すぎる事に気付いて補正。ウインチで巻き上げを開始するが、キハダ級の引きよりも弱いと判断して更にドラグを締め直す。

巻き上げ途中に何度か強めの抵抗もあったが、キメジ級ならばサメの格好の餌食となってしまうためG氏と会話して一気に勝負をかける事にする。

途中、船長から「水深75m付近にサメの反応がある」との情報を頂くが、既にカウンターは残り20mを指しており、そのまま取り込みモードに入る。

G氏がコマセビシを手に取り、ハリスを手繰る先に姿を見せたのは、キメジ・・・・では無く鮮明な縦縞の本ガツオ。それも過去に見たことの無い様な大きさでビックリ!!(着岸後の検量で8キロと判明)

G氏が大柄なので判りづらいですが、8キロでした!!

横っ走りは全くせず、終始垂直方向での攻防だったため、G氏も自分もハリ掛かりしたのはマグロだと信じて疑いもしなかった。

そうして12時半を回った頃に流し替えると再びG氏にアタリが到来。今回は直ぐに本ガツオと判るような引きだったため、パワーファイトで巻き上げて、完全に中乗りモードとなった自分が4キロ級の本ガツオをタモに収める。

自席に戻るやいなや船長から船下に今日イチの反応が出ている事がアナウンスされると、間髪を入れずに大谷くん、O氏、W氏にトリプルヒット!!

左舷トモのW氏は30年以上の釣り歴を持つベテランのため、自分はタモを片手に大谷くんとO氏の間に入る。

2人にカウンターの数値を聞くとO氏の方が少なかったため取り込みを待っていたが、何故だか大谷くんが先にハリスを手繰り出し、自分が隣にいるのに「タモー、タモー」と叫び出す。(笑)

アタった3名の仕掛けがオマツリしている事が判明したが、大谷くんは気にせず手繰ると幸いにしてハリ外しにはなっておらず、G氏と同型の普通に良型の本ガツオをゲット。

しかし、O氏の魚はオマツリがハリ外しになってしまった様で無念のバラシとなってしまう。

更に手繰ったハリスが左舷トモに引っ張られたのか海中に戻ってしまってプロペラに巻き込まれる始末で、今にもテンビンまで到達しそうな感じになってしまう。

強く引っ張っても角度を変えても何としてもびくともせず、このままだとプロペラへのダメージが懸念されたためカット。

これで左舷トモは魚が取り込めるものと思いきや「60mほどの高切れでバラシた」との事。

ビシダナ35mで本ガツオをヒットさせているので通常それ以上はラインを出さないが、オマツリしたラインがプロペラに巻き込まれて切れてしまった様子。それでも結果的に3ヒット1キャッチは少し残念。

と、肩を落としていると船長が岩田くんと自分とで使っていたコマセキハダウインチスペシャル(自称)・初号機の穂先が異常な動きをしている事を教えてくれる。

直ちに左舷ミヨシに戻ってみると食い上げされている様な感じで、穂先が微妙に震えているため巻き上げ開始。

するとリーダーに誰かのスーパーランナーテンビンが絡んでいてハリスを手繰ってみると、グッタリとして抵抗する力も残っていない3キロくらいの本ガツオが「もう疲れたのでタモで掬って頂いてもイイですよ〜〜〜」という様な状態でプカーーーっと浮いているので、遠慮なくタモ入れさせて頂く。

口に掛かっていたハリをW氏に確認頂くと当人の物との事なので、仲間内の仕立船という事もあり氏のクーラーボックスに本ガツオを収めて頂く。

何とか3ヒット2キャッチの勝率5割以上となり、かつプロペラも無事で良かったです。(^_^;)

そうして13時30分に船中6組で本ガツオが4本で沖上がり。と、思っていた矢先、今季デビューして過去2回のコマセキハダチャレンジでは完全ボウズだった大谷くんが手繰ったハリスに2キロ級の本ガツオがヒットして数では同数の竿頭、船中5本となりました。(^_-)-☆

尚、着岸後に本ガツオがクーラーボックスに入っていない3名様には沼津と伊東で釣ったオオモンハタ、アカハタ、カマスをシェアして持ち帰って頂き、何とか幹事&中乗りの責を終える事が出来ました!!

つり具のブンブン厚木店ではコマセキハダ釣りの特設コーナーを設けてお客様をお待ちしております。専用ロッドやリール、仕掛け類を豊富に取り揃えておりますので、是非とも ご来店願います。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

使用した釣具

  • ロッド
    自作のキハダロッド 2.2m / 2.7m(コマセキハダ用ウインチスペシャル)
  • リール
    ダイワ シーボーグ 800MJ