どんな魚でもおいしい魔法。

釣った魚を料理しよう「揚げる」は、どんな魚でもおいしい魔法。

どんな魚でもおいしい魔法

刺身にも煮付けにも塩焼きですら合わない…
せっかく持って帰ったのに申し訳ない…

いえいえ、チョット待って！揚げたらおいしくいただけるかもしれません。
その代表はシイラ。
どんな料理もイマイチですが、フライにすればとても美味しい。
「揚げる」はおいしい魔法です。

みんなが大好きてんぷら。釣り魚は素材がいいから、お家が高級てんぷら店に。
匂いが強い魚や味が濃い魚はあまりあいませんが、キスなどの白身の魚なら最高。
揚げたては塩だけで食べて、身の風味を味わいましょう。市販のてんぷら粉を使えば、コツいらずでサクッと揚がります。

魚の身には軽く塩を振り、水を出しておきます。
てんぷら粉と一緒に冷蔵庫で冷やしておいたほうがうまく揚がります。
てんぷら粉を水に溶くときは、手早くサッと混ぜること。ダマにならないように気をつけて。
油の温度を上げておきます。
水を一粒落してチュンチュンと音がするくらいが適温です(170～180度)。
魚の身にてんぷら粉をまぶしたあと、2に浸して衣をつけます。
取り出した後も余熱で火が通ることを気に留めておき、あまり火を通しすぎないように揚げましょう。
アツアツのうちに、霧吹きで水をひとふきしておくと、衣がカラッとなります。

てんぷらよりも幅広く、どんな魚でもおいしくいただけます。
逆を言えば、唐揚げでおいしくない魚は…どうしようもないかもしれません。
市販の唐揚げ粉を使ってもよいですが、魚によっては味が濃すぎるので気をつけて。

パン粉をつけておいしくカリッと。唐揚げと同じく、どんな魚でもおいしくいただけます。しかし、タイなどの高級魚はフライにするにはもったいないかもしれません。ヅケにした魚を揚げても風味が変わっておもしろくなりますよ！

魚の身は、塩とコショウをして、冷蔵庫で冷やしておきます。
油の温度を上げておきます。
油の温度は高めで、てんぷらと同じ程度でよいでしょう。
まず小麦粉をまぶし、次に溶き卵に浸し、最後にパン粉をまぶします。
揚げる際は、フライパンで身に油をかけながら揚げる、なんて方法もあります。
こんがりキツネ色になったらキッチンペーパーで余分な油を切りましょう。

洋風の南蛮漬けです。
基本的には白身の魚があいますが、釣れすぎた小アジやサバを使ってもよいでしょう。
酸味がきいてサッパリとした味です。

大きな魚は切り身で、鍋に入るくらいの魚はまるごと。
塩とコショウをして冷蔵庫で冷やしておきます。
油の温度を上げておきます。
オリーブオイルで揚げるのがおすすめです。フライパンで揚げても構いません。
魚の身には、小麦粉をまんべんなくまぶしてから揚げます。
じっくりと揚げてください。
ソースを作ります。オリーブオイルでつぶしたニンニク、鷹の爪を弱火で炒めます。
香りが立ったら、スライスしたタマネギ、千切りのニンジンを軽く炒めます。
白ワインと白ワインビネガーを入れて、ひと煮立ちしたら火を止め、魚にかけて30分ほど馴染ませれば完成です。