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ライトゲームXRで中深海!! (平塚港出船のメダイ・クロムツ乗合)

サイズ
52 cm
キンメダイ✕4匹(船中0〜4匹)、
クロムツ✕11匹(船中1〜11匹)、
メダイ✕1匹(船中0〜2匹)、
シロムツ✕3匹(船中0〜5匹)、
その他、大アジ、サバ、ユメカサゴ等

厚木店川口善仁

魚種
釣り方
場所
サイズ 52 cm
釣行日 2024-04-11
天候 晴れ
水温 15.3-16.4度
潮回り 中潮

コメント

毎年楽しみにしている平塚港・庄三郎丸さんのメダイ・クロムツ乗合が例年より約1ヶ月遅れでスタート。すると高級魚のキンメダイやクロムツのツ抜け釣果が連発して、更に良型のメダイが混じるとあっては居ても立ってもいられず・・・・

 

・・・・準備をしていたところに、シマノ新製品のライトゲームXR タイプ73 HH185が入荷したという連絡が入り、さっそく使ってみる事にしました。

 

 

 

 

庄三郎丸さんのメダイ・クロムツ乗合は、中深海を攻める「テンビン&吹き流し仕掛けを使用したコマセ釣り」なので、先ずはタックルと仕掛けについて紹介させて頂きます。

 

【タックルと仕掛け】

オモリ120号のテンビンコマセ釣りで3~4本バリ(ハリは細地ムツの16〜17号が基準。ハリス5~6号、幹糸6~8号)の吹き流し仕掛けを使用します(コマセカゴはL型まで)。

 

キンメダイやクロムツの多点掛け用の仕掛けは船宿に常備していないと思いますので、事前の購入か自作が必要です。

 

もちろん、当店には適用する仕掛けが御座います!!

 

 

 

胴突き仕掛けを使った船長の指示による一斉投入とは異なり、仕掛けの上げ下げは各自の自由なので初心者でも、少し不器用な方でも楽しめます。

 

また、水面からの棚取りで深くても水深300mくらいまでを攻めるため、3000番(ダイワ製ならば500番)の電動リールでも対応できることがメリットです。

 

ロッドは2m前後の7:3調子ならば何用でも良く、汎用のゲームロッドはもちろん、ビシアジやタチウオ用でも対応可能だと思います。

 

【実釣】

4月11日、平日にもかかわらずグルメなアングラー(?)が15、6名ほど集まり2隻出しとなる。自分が右舷トモに着座した22号船は右舷4名、左舷5名の中深海釣りファンを乗せて定刻の6時半に平塚新港を出船。

 

お隣りの2人組の方に挨拶すると、イオン相模原店に通って下さっている近藤様という事でビックリ。

 

20分ほど西に走った瀬の海(大磯海脚)の西端辺りでスローダウン。潮の向きを確認した後に投入の合図が出る。

 

 

先ずはミッドゲーム タイプ73 H220にシーボーグ400JLのコンビでスタート。手持ちの誘いに疲れてきたら、35センチ短いライトゲームXRにチェンジする作戦。

 

水深は230mでタナの指示は220m。水面からタナを取れる人はタナ止めか、もしくは数m多く沈めて仕掛けが馴染んだらコマセビシをタナまで戻すのが一般的。

 

自分は後者でタナ取り、先ずは様子見で仕掛けをフケさせたり張ったりしているとモゾモゾっとしたアタリ。追い食いさせてから仕掛けを回収すると小型のクロムツの一荷。

 

次の投入では指示ダナの10m上まで誘い上げた後、1mずつ段階的に落とし込んでいくと指示ダナの少し上で大きなアタリ。

 

竿先を断続的に絞り込む様な引きの正体は2キロくらいのメダイ。隣席の左舷トモ氏とオマツリしたが手際良く取り込んで頂き無事に船に入る。

 

3投目でもアタリが出て小型のクロムツをゲットするも、周りで釣れたクロムツも小さめだったらしく小移動となる。

 

40mほど深い270mダチで再開。すると今度は引っ手繰る様な強めのアタリが出て35センチくらいのクロムツをゲット。

 

次の投入では久し振りのキンメダイを手中にして、頭の中は既に炙りや煮付けモード全開!






そのまま良い感じでの追釣を企み265mまで仕掛けを入れ、潮に馴染んだ頃合いを見てタナまで戻すと強烈なアタリ。

 

明らかにクロムツやメダイの引きとは異なる強さで正体は大よそ見当が付いていたが、水面下に姿を見せたのは予想通り80センチ程度のツノザメ。

 

ヤリトリで右腕がダメージを受けたので、満を持してライトゲームXR タイプ73 HH185にチェンジ。

 

 

この日は低めのタナで付けエサをロックオンされるとツノザメに食われてしまって、結果的に過去最多の5匹と格闘。1回は大小2匹の一荷だったがライトゲームXRはキーパーにセットしたままのウインチファイトでも伸される事も無くリフト。

 

前モデルCI4+ の同じモデルでオニカサゴをゲットしていたが、繊細なティップからスムーズにバットにウエイトが掛かっていく調子は継承されており、バットパワーも十分。






次の投入は少し斜めにラインが出ていたが、サメに食われてしまうのを避けてコマセビシの落下を指示ダナで止める。すると少し誘いをかけた際にアタリが出て、追い食いを待ってから仕掛けを回収すると、水面下に朱色の魚体が3つ。







4本バリにキンメダイのトリプル。それも30センチ上の型揃いで、クーラーボックスの中に花が咲いたような感じ。






そうして潮が弛んでしまう11時30分までは何かしらアタって空振り無し。そのまま粘るも二枚潮の度合いが強くなり、浅場(と言っても210mダチ)に移動。

 

このポイントでは左舷にアタリが集中してクロムツやメダイが取り込まれる中、右舷では唯一、近藤氏のお連れ様が見事に良型のクロムツをゲット!!







その後、定刻よりも少しだけ残業頂き、13時45分に沖上がり。

 

今回は潮具合が良く、船長の操船技術(指示タナを変えずに船を移動)に助けられて、久し振りにクロムツをツ抜けする事が出来ました。

 

船中釣果はクロムツが1〜11匹、メダイが0〜2匹、キンメダイが0〜4匹、シロムツが0〜5匹で、他にオニカサゴや大アジが混じりました。

 

 

 

【ライトゲームXRを使ってみて】

今回は前モデルで採用されていたエクストリームガングリップ(テクニカルガングリップと互換性があり装着可能)も持ち込んで比べてみましたが、ホールド性はエクストリーム、操作性はテクニカルガングリップが個人的には良いと思いました。

 

モノコックグリップは感度の向上だけでは無く、ロッドキーパーのクランプを取り付けられる箇所が長くなったので使い勝手が良いと思います。また、クランプを着ける際に隙間を調整するゴムパーツも標準で付属しており、ありがたいです。

 

[ 以下、HH185で確認できた事 ]

ティップ部のガイドリングの径が広くなったので、PEのチチワ等も通しやすくなりました。





センターカット2ピースになったからか、バットガイドの位置が前モデルよりもリールシートに約10センチほど近くなっています。このため、3000番の電動リールはセットしづらくなりました。中深海釣りでは2000番(ダイワならば400番)までの電動リールを使われるのがよろしいかと思います。






【今後の見通し】

例年は7月に入って夏の澄み潮が湾奥に到達するまでは乗合船が出ると思います。ただし、キハダマグロや本ガツオの模様次第ではルアー船に切り替わってしまいますので、早めの釣行をお勧めします。

 

22号船の望月船長、同船の皆さま。お疲れ様でした。

 

つり具のブンブン厚木店では 中深場釣りに対応したロッドや電動リール、仕掛けやアイテム類を取り揃えております。また、効果的な誘い方や当日の詳しい話は お店で聞いて頂ければ幸いです。

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

使用した釣具

釣竿 シマノ ライトゲームXR タイプ73 HH185 / エキサイトゲームCI4+ 73 HH195 / ミッドゲームCI4+ タイプ73 H220
リール ダイワ シーボーグ400 / レオブリッツ S500JP / 23シーボーグ 400JL
しかけ 吹き流し4本バリ
道糸 PE4号✕500m
ハリス ハリス6号✕幹糸8号
エサ サバ・サンマの短冊、ホタルイカ